巨人の育成ドラフト1位指名のBC神奈川・冨重英二郎投手(24)が15日、都内で支度金290万円、年俸400万円(金額は推…
巨人の育成ドラフト1位指名のBC神奈川・冨重英二郎投手(24)が15日、都内で支度金290万円、年俸400万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。「改めてプロ野球選手になったということを自覚して、人としても、成長していきたいと思います」と気を引き締めた。背番号は「011」。
左腕から放たれる最速151キロの力強い直球と鋭く曲がるスライダーを武器に、BC神奈川から初のプロ入りを果たした。「神奈川フューチャードリームスを出て、あいつがダメだったと言われないように。恥のないように頑張りたい」とチームを背負う覚悟で、競争の世界に飛び込む。
対戦したい選手に、阪神近本をあげた。「自分が投げるシミュレーションをした時に、どこ投げても打たれそう」と抑えるイメージを浮かべるのは難しい。それでも「強みである曲がり球と、習得中の落ち球のコンビネーションで。最後は力強いまっすぐで打ち取れたら」。習得中のツーシーム、チェンジアップをものにし、将来は虎のスピードスターを封じる。
巨人は13日まで、ジャイアンツタウンスタジアムなどで行われた秋季キャンプで、厳しく追い込んだ。映像を確認した冨重は「きつそうではあるんですけど、きついのは当たり前だと思っている」と冷静。「(春季キャンプまで)しっかり練習を積んでいきたい。ジャイアンツの選手はレベルの高い選手が多いので、それに食らいついて。年も年なので、自分の強みを出して、早い段階で支配下を目指していけたら」と力強く話した。