中学生に野球の技術を伝える「第30回彩の国野球フェスティバル」(埼玉県高野連主催、朝日新聞社など後援)が、UD上尾スタ…

 中学生に野球の技術を伝える「第30回彩の国野球フェスティバル」(埼玉県高野連主催、朝日新聞社など後援)が、UD上尾スタジアムで14日、開かれた。今年のドラフトでプロから指名された球児らも「コーチ」になり、埼玉県内の軟式野球部の中学生ら約200人に丁寧に教えていた。

 中学生は班ごとに分かれ、守備や打撃などの練習をした。今夏の甲子園大会に出場した叡明のエース田口遼平選手から投球の指導を受けた川越市立大東中学校2年の中山力優さん(14)は、「投げる前に全身の力を抜き、足を踏み込むときに力を入れると、制球も良くなり、ボールも重くなった」と笑顔をみせた。10月のドラフト会議で西武から5位指名された山村学園の横田蒼和選手は打撃練習で「うまくいかないときはまず、自分の癖を見つけて」とアドバイスしていた。(折井茉瑚)