広島のルーキー・佐々木泰は侍ジャパンで輝きを放つか(C)産経新聞社 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs…

広島のルーキー・佐々木泰は侍ジャパンで輝きを放つか(C)産経新聞社
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs 韓国」が11月15日、16日と東京ドームで行われる。
14日の前日会見に臨んだ侍ジャパンの井端弘和監督は「当然、試合なので勝ちたい。来年の3月、韓国はライバルになると思う。まずはいい試合をしたい」と、2試合の強化試合に向けて意気込みを語った。
【動画】広島ドラ1佐々木はファームでも豪快な打撃を見せていた
指揮官が述べたように、来年3月のWBCに向けて重要な2連戦となることは間違いない。また、今回、新たに代表に選出されたメンバーは大きなアピールの場となる。
追加招集となった広島のドラフト1位ルーキー・佐々木泰もその一人だ。14日のフリー打撃ではレフト、センターへ鋭い打球を飛ばし、柵越えを連発していた侍の背番号「5」は、「バッティング練習は基本、センターに大きい打球を打つイメージ。左中間に強く大きい打球を打つことを意識してやっています」と話す。
佐々木は「まだまだいろいろ改善点はある」としながらも、「大きな舞台で緊張の仕方も違うと思う。キャンプでやってきたことをしっかり(15日からの)試合で出してみたい」と力強く語った。
プロ1年目は54試合で打率.271を記録。日南での広島の秋季キャンプに参加していたが、急きょ侍のユニフォームに袖を通すことになった。10日の広島との練習試合では「9番・一塁」でトップチームでの“侍デビュー”を果たし、二塁打をマークしている。
22歳の若武者は「最初はすごく緊張したんですけど、皆さんコミュニケーション取ったりしてくれて緊張もほぐれた。やりやすいなと思います」と、猛者が集う日本代表の雰囲気を肌で感じている。
チームメイトで、2学年上の先輩にあたる小園海斗も代表入りしていて「すごく気を遣って声をかけてくださる。本当にありがたく思っています」と、感謝の思いを口にしていた。
佐々木にとって来季はさらなる飛躍が期待されるだけに、トップチームで日の丸を背負う経験は大きな糧となりそうだ。侍ジャパンの一員として輝きを放つか、注目だ。
[文:別府勉]
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