プロ野球のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから6位指名を受けた四国銀行(本店・高知市)の川田悠慎選手(23)が14日、…
プロ野球のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから6位指名を受けた四国銀行(本店・高知市)の川田悠慎選手(23)が14日、高知市内で球団との仮契約交渉に臨み、合意した。50盗塁を目標に掲げ、「盗塁王を目指す」と宣言した。
川田選手は宿毛市出身で、高知高から京都産業大を経て四国銀行入り。銀行員として働きながら、社会人野球の舞台でプレーしてきた。
右投げ左打ちで、内野も外野も守れ、50メートル5秒7の俊足を生かした守備範囲の広さも魅力だ。四国銀行からのドラフト指名が54年ぶりということでも話題になった。
会見で川田選手は「うれしい気持ちでいっぱい。周りの人を大切にし、周りの人から応援される選手になりたい」。「グラウンドで駆け回る姿を見てほしい」としつつ、「プロに比べて劣っている技術の部分を高めていかないといけない」と気を引き締めた。
契約金は2千万円、年俸は700万円(いずれも推定)。川田選手を発掘した西武の上本達之・担当スカウトは「スピードだけでワクワクさせてくれる選手は初めて」と話し、活躍に期待していた。(大西史晃)