<大相撲十一月場所>◇六日目◇14日◇福岡・福岡国際センター【映像】土俵際の衝撃決着 前頭九枚目・翔猿(追手風)が前頭九…
<大相撲十一月場所>◇六日目◇14日◇福岡・福岡国際センター
前頭九枚目・翔猿(追手風)が前頭九枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)を寄り倒しで下した一番で、翠富士が“場外ムーンサルト風”に豪快に転げ落ちる衝撃的光景に館内騒然となった。元力士の解説者も「張られるし、ガッツリ負けるし、痛々しい」と同情の声を寄せた。
取組前、実況席では力士の愛称が話題に。実況の辻歩アナウンサーが「ロンドン公演の現地実況でのあだ名ですが、翔猿に関しては“フライングモンキー”」と話を振ると、解説を務めた元前頭の大岩戸は「そのままですね(笑)」とニヤニヤ。このほか、主な力士の愛称として「トータルパッケージ(大の里)」「マジシャン(宇良)」「アイアンマン(玉鷲)」「ヒューマンブルドーザー(豪ノ山)」が紹介された。
そんななか、視聴者から「翠富士の愛称も考えてほしい」というコメントが寄せられ、これを受けて辻アナは「“グリーンマウンテン”という方もいらっしゃいます。若干ストレートすぎる気がしますけれども、面白いかもしれない」とリアクションしていた。
その後の取組では、立ち合い「パチン」と乾いた音が館内に響くほど強烈な張り手をかましていった翔猿が、右四つに組むとがぶって寄っていき、パワーを発揮して圧力で寄り倒して圧倒した。決着がついた際、両力士は豪快に土俵下へ。何もできずに土俵を割った翠富士は後ろに大回転し、まるでプロレス技のムーンサルのように翔猿の上に落下していった。衝撃的な決着に館内も騒然となっていた。翔猿は3勝目、翠富士は4敗目。
取組を受け、解説の大岩戸は敗れた翠富士について「張られるし、ガッツリ負けるし、痛々しいですね」と厳しくポツリ。取組前に話題となった“グリーンマウンテン”という愛称にかけて「最後なんか“ローリング・マウントフジ”になっちゃったね」と話すと、「こんな嫌な負け方はないですね」と同情していた。
大迫力の決着に、視聴者も「失神するわ」「逆さ富士だな」「ふんだりけったり」「まさにフライングモンキー」と“愛称”を絡めながらコメントを寄せて盛り上がっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)