綿貫陽介 得意のノアチャレンジャーで4度目のベスト4 男子下部ツアー「兵庫ノア…
綿貫陽介 得意のノアチャレンジャーで4度目のベスト4
男子下部ツアー「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)シングルス準々決勝が11月14日に行われ、第4シードの綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク182位)は第5シードのヒューゴ・グルニエ(フランス/同177位)を7-6(11),6-3で下して、同大会3年ぶり4度目の準決勝進出を果たした。
【画像】「兵庫ノアチャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月15日の試合予定
27歳の綿貫は、3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズ16強など結果を残したが、8月以降は初戦敗退も多く苦戦。直近では韓国・ソウルで開催されたチャレンジャー大会でぎっくり腰を発症し棄権した。
過去6度の出場で、3度決勝に進み2度優勝している今大会。その相性の良さを自信に変えて、1回戦、2回戦といずれもストレート勝ちで準々決勝に進出している。
この日もシード勢との戦いの中でも落ち着いたプレーを披露。第1セットはブレークチャンスを握ることはできなかったが、自身も危なげなくキープしていく。もつれたタイブレークは先にミスが出てしまい1-5とされたが、「神戸でプレーすることに自信があるのでどうにかなるんじゃないかなという気持ちがあった」と、焦りはなかった。
今大会に帯同している伊藤竜馬コーチから伝えられた相手の特徴を頭に入れていたおかげか、1ポイントずつ挽回。7-6(11)でセットを取り切ると、第2セットも序盤のリードを守り切ってストレート勝ちを収めた。
「テニスの調子があまり上がらなかったのは修正が必要」としながら、「気持ち的には焦りすぎず良い状態でプレーできた」と振り返った。
準決勝では、第6シードの坂本怜(IMG/同180位)を4-6,6-1,7-6(11)で破った第1シードのツェン・チュンシン(台湾/同131位)と対戦する。
「坂本選手もすごく良いプレーでしたし、何とか意地で食らいついたという印象。ここ(ブルボンビーンズドーム)はボールのバウンドが低くて、ストローカーに分があるコート。自信を持っている」とツェンの印象を話す綿貫。「この好きな舞台で戦えることがとにかく楽しみ。最近、なかなか勝ち続ける大会が少なかったのでうれしい。のびのびプレーしたい」と語った。