◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目(14日)◇ペリカンGC (フロリダ州)…
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目(14日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)
1オーバー54位から出た渋野日向子は1バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「75」とスコアを崩し、現時点の予選カットライン(65位タイまで)に5打届かない通算6オーバーでホールアウトした。出場108人の約半数がプレーを残しているが、予選落ちは確実な状況となっている。
次週の最終戦は出場が年間ポイントランキング上位60人に限られるため、渋野が今季保持していたフルシード権「カテゴリー1」の上位80人を巡る争いは今週が事実上のラストゲーム。渋野は圏外の104位におり、準シード扱いとなる「カテゴリー11」の81~100位も逃す結果に終わった。
渋野はホールアウト後のインタビューで「悔しいラウンド。本当に今年を象徴したラウンドだった」とコメント。今季について問われ、「一番ひどい一年だったと思うので悔しいし…」と話したところで声を詰まらせ、「あとは上を見ていくしかないと思う。強くなりたい」と涙ながらに答えた。
現時点では101~125位の「カテゴリー16」に相当するため、より高い出場優先順位が得られる来月の予選会(Qシリーズ)ファイナルステージ(12月4~8日/アラバマ州マグノリアグローブGC)に臨む見込み。渋野は今週の開幕を前に、トップ100を逃せば予選会に回る覚悟をにじませていた。例年では5日間90ホールを終えた25位タイまでが「カテゴリー15」に入り、来季序盤戦の限定的な出場資格を得る。
渋野が予選会のファイナルステージ出場となれば2021年に続いて2回目となる。当時は8日間144ホールにわたる長丁場の日程で、古江彩佳(7位)とともに20位タイで突破。翌22年から主戦場を米ツアーに移した。