<大相撲十一月場所>◇六日目◇14日◇福岡・福岡国際センター【映像】体重2倍の巨漢相手に衝撃の“秒”決着 “天才相撲少年…

<大相撲十一月場所>◇六日目◇14日◇福岡・福岡国際センター

【映像】体重2倍の巨漢相手に衝撃の“秒”決着

 “天才相撲少年”として話題を呼んだ17歳小兵力士が、体重およそ2倍の巨漢を相手に電光石火の攻めで衝撃の決着をつけた。その光景に館内騒然、大喜びする観客もおり、視聴者からは「おみごと」「珍しい技を見た」と反響が相次いだ。

 注目を集めた力士とは、序二段五十一枚目・康誠(秀ノ山)。小学生時代に小さな体ながら2倍以上重たい相手に劇的な勝利を遂げ、“天才相撲少年”と話題を呼んだ康誠は、中学卒業後、昨年五月場所の前相撲で初土俵を踏んだ期待の新鋭だ。入門前は身長150センチ台だったが、その後成長し、今場所では身長165センチ、体重74.3キロに。特に体重は先場所の67.9キロから6.4キロも増えており、着実に力をつけてきていることがうかがえる。

 今場所は1番相撲から2連敗と調子が振るわなかったものの、六日目の取組では“天才”らしい衝撃的な決着をつけた。体重138.7キロと倍近くも重たい序二段五十二枚目・鶴ノ富士(伊勢ヶ濱)との一番、立ち合い様子をうかがうように腰を起こした康誠は、ふっと素早く潜り込んで意表をつくと、すかさず相手の右足を奪取。そのまま電光石火の攻めで足取りを決めて勝利した。まさかの決着に館内は騒然となり、客席には大喜びするファンの姿も見られた。康誠は今場所初白星となる1勝目。敗れた鶴ノ富士は3敗目を喫した。

 “天才”小兵力士・康誠の鮮やかな勝利に、ABEMAの視聴者も「おみごと」「上手い」「珍しい技を見た」「曲芸」と大盛況。「少し体も大きくなってきたね」「肩の筋肉すごくなってる!」「大きくなった」と体つきが逞しくなった康誠に注目するファンもいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)