NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集ディビジョン…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集
ディビジョン1 カンファレンスA
浦安D-Rocks
ディビジョン1初挑戦となった昨季は、トップカテゴリーのレベルの高さをさまざまな場面で感じるシーズンとなった。リーグ戦は3勝15敗の最下位。D1/D2入替戦を得失点差で制し、D1残留を果たした。
昨季のレギュラーシーズン18試合と入替戦2試合の合計20試合で得た経験値は何事にも代えがたいものであり、そのすべてが今季につながる財産となる。D1残留を決めた直後、チーム生え抜きの飯沼蓮は「来季こそ──」と巻き返しを誓っており、これは選手全員に共通する思いだろう。
今季は、ヨーロッパでの指導経験が豊富なグラハム・ラウンツリー氏を新ヘッドコーチとして招き、選手も的確に補強。トヨタヴェルブリッツからプロップの須藤元樹、コベルコ神戸スティーラーズからフルバックの山中亮平が加わり、スーパーラグビー・パシフィックの名門・クルセイダーからは、クインティン・ストレインジが加入した。既存戦力との融合が進めば、面白いチームになりそうだ。
勝負のD1・2年目。選手、スタッフが"一岩"となり、飛躍のシーズンとする。
注目選手紹介
SO 田村 煕

チームの精神的支柱である。ズバ抜けたラグビーIQと確かな戦術眼でグラウンドを支配。パス、ラン、キックとすべてのプレーのレベルが高く、チームメートからの信頼も厚い。横浜キヤノンイーグルスの田村優は、実の兄。
FB 山中 亮平

ラグビーワールドカップ2019日本大会に出場したベテラン。その能力は申し分なく、37歳となってもまだまだ衰え知らず。新天地に飛び込んだ今季は、グラウンド内外でチームに勝者のメンタリティーを植え付ける役割を期待される。
(須賀大輔)