NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集ディビジョン…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン1 カンファレンスB

三重ホンダヒート

1961年、本田技研工業鈴鹿製作所のラグビー部として産声を上げた三重ホンダヒート。数々の歓喜や悔しさをともに積み重ねてきた"故郷"鈴鹿でのラストシーズンが始まる。

2026-27シーズンからのラグビー活動拠点移転を予定している栃木県宇都宮市ではすでにクラブハウスの建設がスタートしており、新本拠地となる栃木県グリーンスタジアムのネーミングライツも取得。12月からは当地に「ホンダヒート・グリーンスタジアム」が誕生し、今季は4試合が開催される予定だ。65年にわたって刻まれた記憶を胸に、旅立ちに向けた準備が着々と進められている。

昨季はレギュラーシーズン18試合で4勝。同じ11位だったとはいえ、わずか1勝だった一昨季と比較すれば大きく前進。かつてイタリア代表を率いた名将、キアラン・クローリー ヘッドコーチの下での3シーズン目を迎え、上位を目指すための基盤は整った。

鈴鹿のHEATER(ファンの愛称)へ恩返しの勝利を。『三重ホンダヒート』として戦う最後の時間、その一戦一戦が特別なものになるはずだ。

注目選手紹介

No8 パブロ・マテーラ

圧倒的なパワーを武器に戦うアルゼンチン代表。同僚も「岩のように固い」と彼のコンタクトの強さを称賛する。片手でボールをつかみ、恐れを知らないかの如く突進する姿は、彼の『ファイター』ぶりを象徴するものだ。

LO フランコ・モスタート

世界屈指の強豪・南アフリカ代表の一員としてラグビーワールドカップ2023の優勝を経験。198cmの恵まれた体格に加え、知的でさまざまなプレーをこなすセンスあふれる世界的ロックだ。ゴルフでも卓越した実力を誇る『シングルプレーヤー』だそう。

(籠信明)