近年の秋のGI戦線では外国人騎手の活躍が目立つが、とりわけエリザベス女王杯では圧倒的な存在感を誇っている。近10年で…

 近年の秋のGI戦線では外国人騎手の活躍が目立つが、とりわけエリザベス女王杯では圧倒的な存在感を誇っている。近10年で8勝を挙げて、22年から3連覇中。さらには馬券に絡んだ30頭のうち、実に半分の15頭が外国人騎手の騎乗馬だから凄い。これは同期間のGIで比べるとジャパンCと並んでトップタイの数字だ。

 ならば、今年も外国人騎手に注目するしかない。現時点ではC.ルメール騎手、D.レーン騎手、C.デムーロ騎手の3名が参戦を予定している。まず、ルメール騎手の相棒は24年の桜花賞馬のステレンボッシュ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)だ。今年3戦は大阪杯が13着、ヴィクトリアマイルが8着、札幌記念が15着とサッパリだが、敗因はおそらく精神的なもの。23年の阪神JFで2着となって以来、2回目のタッグでどのように復活に導くか。秋華賞から天皇賞(秋)まで3週連続でGIを制している鞍上の勢いに期待したい。

 短期免許で来日中の2人も侮れない。レーン騎手のパートナーはカナテープ(牝6、美浦・堀宣行厩舎)だ。今年の関屋記念の覇者。今回は2200mへの距離延長が大きなポイントだが、そこは23年の葉山特別で2着となって以来、実に2年半ぶり2回目のコンビとなる鞍上の腕の見せどころ。条件は楽ではないが、何とか好勝負に持ち込めないか。

 そしてC.デムーロ騎手はリンクスティップ(牝3、栗東・西村真幸厩舎)で参戦する。24年12月に初勝利に導いた勝手知ったるパートナー。桜花賞が3着、オークスが5着だから、世代屈指の実力馬でもある。休み明けの紫苑Sでは8着に崩れたが、これが実力ではないはず。鞍上の手腕も味方に、ガラリ一変があっても驚けない。

 ルメール騎手が4戦連続のGI制覇を成し遂げるか、それとも─。外国人騎手の腕比べに是非とも注目してほしい。