<大相撲十一月場所>◇六日目◇14日◇福岡・福岡国際センター【映像】まさかの逆転黒星に“愕然”の尊富士 ともに幕内最高優…

<大相撲十一月場所>◇六日目◇14日◇福岡・福岡国際センター

【映像】まさかの逆転黒星に“愕然”の尊富士

 ともに幕内最高優勝経験者である十両四枚目・朝乃山(高砂)と十両七枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)の一番にファンの熱視線が注がれた。ハイレベルな対決に館内は幕内のような熱気に包まれ、朝乃山の逆転劇に「アツい」「三役あたりで見たいカード」と反響が続出した。

 平成31年(2019年)五月場所で平幕優勝を果たし、最高位は大関まで上り詰めた朝乃山。対するは令和6年(2024年)に110年ぶりとなる新入幕優勝の快挙を成し遂げた尊富士。ともに実力と実績を残しながらも、ケガなどの影響により番付を下げ、今場所は十両の地位で対戦が組まれることになった。

 両者の対戦は昨年三月場所以来、1年8カ月ぶり2度目だ。同場所では朝乃山が尊富士を寄り切って勝利。この取組で尊富士は足を痛めてしまったが、翌日の千秋楽にも出場し、見事勝利して110年ぶり新入幕優勝を決めたのだった。まさに“因縁の対決”に、十両の取組でありながら館内は幕内後半戦さらながらに盛り上がった。

 立ち合い尊富士が持ち前の鋭さと圧力で一気に前へ。大きな朝乃山を後退させ、土俵際へと追い込んだ。だがさすがは元大関、ここから朝乃山は落ち着いて組むと、ひねるように尊富士を突き落として勝利した。手に汗握る対決に客席からは大きな歓声や拍手が飛び交った。朝乃山は4勝目を挙げ、尊富士は3敗目を喫した。

 幕内優勝経験者同士の好取組に、ABEMAの視聴者も「どきどきする」「すごい取組」「アツい」「三役あたりで見たいカード」と大盛況。まさかの逆転劇に「なんだと!?」「うめぇー」「逆転!」「これが元大関の実力か」と驚きの声を上げるファンも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)