◇国内女子◇伊藤園レディス 初日(14日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)◇晴れ(観衆3002人…

◇国内女子◇伊藤園レディス 初日(14日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)◇晴れ(観衆3002人)
ボギーなしの7アンダー「65」をマークして、神谷そらが今季3度目の首位スタートを切った。佳境に入った年間女王争いでメルセデスランキングは2位。トップの佐久間朱莉との差は約640pt。残り3戦の優勝ポイントが900ptで逆転は厳しい立場にあるが、今週3勝目を挙げれば、ドラマの序章が始まるかもしれない。なのに、そこを問われると笑顔で即答する。
「ランキングですか? 興味ないです。来年もないです」

シーズンを通じて、変わらぬスタンスの理由をこう説明する。「ランキング、順位って自分だけじゃなくて、相手があることじゃないですか。自分が良くても相手がもっとよければですし。私の中では優勝もそんな感じなんです」と、女王争いだけでなく、優勝に対する意識も低い。

今季開幕時から念頭にあるのは、自分自身のゴルフ。例えば部門別スタッツで特にパーオン率と平均パット数(1ラウンドあたり)にはフォーカスする。昨季、65.71%(62位)に終わったパーオン率は「最低でも70%以上に」と現在は72.01%(14位)。「得意じゃないけど、好き」というパットに関しては「30は切るように」と昨季の28.85(8位)から29.15(13位)と下回りながらも、ぎりぎり及第点を守っている。

今大会との相性はよくない。2023年大会は通算イーブンパーで49位、24年は2アンダー41位と「奇跡的に予選を通っただけです」と苦笑いする。また今季のテーマにしているショットの充実度合いは5月「Sky RKBレディス」の1勝目で「20%」、9月「住友生命 Vitalityレディス」の2勝目で「30%」と公言していたが「今は32、33%。2勝目から全然上がってないんですよ」とこぼす。
残り2日。今季3勝目には絶好の滑り出しだが、やはりそこにも欲がない。興味のすべてを自分の内面だけに向け、神谷は黙々とコースに立つ。(千葉県長南町/加藤裕一)