ナ・リーグMVPの8位票が1票入り、3ポイントを獲得した鈴木誠也(C)Getty Images 全米野球記者協会(BBW…

ナ・リーグMVPの8位票が1票入り、3ポイントを獲得した鈴木誠也(C)Getty Images

 全米野球記者協会(BBWAA)所属記者の投票によって決まる今季のMVPが現地時間11月13日に発表され、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平が受賞。ア・リーグのエンゼルス時代を含め、3年連続4度目の選出だ。過去3度と同様に、4度目の満票だった。

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 全投票結果も明らかにされ、今季メジャーでキャリアハイの32本塁打、103打点を記録したカブスの鈴木誠也も8位票が1票入り、3ポイントを獲得した。しかし、鈴木への投票を含む、当該の記者が一部でやり玉に挙げられている。

 ドジャース専門ポッドキャストで司会を務め、米スポーツ局『ESPN』の番組にも出演するブレイク・ハリス記者は自身のXで「コロラドの投票者のひとりが過去最悪レベルの投票をしていた」と糾弾。BBWAAでは30人の投票内容が公表されているが、ハリス記者は「過去最悪レベルの投票」の中身を記載。1位票の大谷と2位票のカイル・シュワバー(フィリーズ)は全体順位通りだが、3位票は全体13位のフレディ・フリーマン(ドジャース)に投じられている。

 4位票にクリスチャン・イエリチ(ブルワーズ)、6位票にマニー・マチャド(パドレス)と全体11位以下の名前が並び、8位票が同20位の鈴木だ。さらに、9位票のケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)、10位票のエリー・デラクルーズ(レッズ)も全体20位台だ。

 ハリス記者は続く投稿で、「(全体で)4位から10位に入った選手たちを投票に入れていなかった。何してんのマジで」と苦言を重ねた。当該の記者は『MLB.com』でロッキーズ番を務めるトーマス・ハーディング氏。本人のX記載のプロフィールでは、2000年からロッキーズの取材を続けている。

 選手のノミネート制度などはなく、投票はそれぞれの記者がMLBの全プレイヤーから自由に10人を選べるシステムとなっている。しかし、全体順位と乖離した独自性の強さは、反発を呼んでしまった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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