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 昨シーズンの覇者オクラホマシティ・サンダーは、11月14日(現地時間13日、日付は以下同)を終えた時点でウェスタン・カンファレンスならびにリーグベストの12勝1敗(勝率92.3パーセント)と絶好調。ウェスト2位のデンバー・ナゲッツ(9勝2敗/勝率81.8パーセント)に2.0ゲーム差をつけている。

 今シーズンはオールスターのジェイレン・ウィリアムズ(手首)、ケンリッチ・ウィリアムズ(左ヒザ)を開幕から欠き、ルーゲンツ・ドートやチェット・ホルムグレンといった主力も複数の試合を欠場する中、オフェンシブ・レーティング118.5でリーグ6位、ディフェンシブ・レーティング103.0で同トップを誇っている。

 2連戦となった12日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、翌13日のロサンゼルス・レイカーズ戦ではいずれも20点差以上をつけて勝利し、ネット・レーティング+15.6でもリーグトップの数値をマーク。

 サンダーをけん引する“SGA”ことシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは、13試合を終えて平均33.9分32.5得点5.2リバウンド6.6アシスト1.3スティール1.0ブロックの好成績。フィールドゴール成功率52.0パーセント、フリースロー成功率90.1パーセントと、高確率でショットを沈めている。

 27歳のスコアリングガードは、今シーズンここまでリーグ最多となる11度目の30得点超えをたたき出しており、チームは前身のシアトル・スーパーソニックスから2008-09シーズンにオクラホマシティへ移転後、球団史上ベストのスタートを切っている。

 SGAを筆頭に、今シーズンのサンダーは計6選手が平均2ケタ得点を記録中。ケイソン・ウォーレスの平均2.3本を含めて、計5選手が平均1.3本以上のスティールを奪っていて、チーム全体の平均10.8スティールはリーグ1位。相手チームへフィールドゴール成功率42.0パーセント(同1位)しか許していない。

 まだレギュラーシーズンは序盤戦のため、勝率9割超えをこのままキープできるかは分からないものの、今シーズンのサンダーは2015-16シーズンのウォリアーズ(73勝9敗/勝率89.0パーセント)、1995-96シーズンのシカゴ・ブルズ(72勝10敗/勝率87.8パーセント)に次いで、NBA史上3チーム目のレギュラーシーズン70勝を達成する可能性もありそうだ。

【動画】サンダーがレイカーズ相手に敷いた堅守