サッカー日本代表は11月14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でガーナ代表と対戦。豊田スタジアムで19…

ガーナ戦の予想スタメン

 サッカー日本代表は11月14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でガーナ代表と対戦。豊田スタジアムで19時20分にキックオフされる一戦のスタメンを予想する。

【画像】発表!ガーナ戦のスタメン

 森保一監督は、今年最後の代表活動となる11月シリーズに向けて26名を招集。ワールドカップ出場を決めているアフリカの強豪との対戦に向けては、3-2で大逆転勝利を収めた10月のブラジル戦の布陣が基本になりそうで、指揮官は前日会見で「まだ確定しているわけではないが、ブラジル戦のスタメンを中心にトレーニングで考えていきたいと思っている。何人変えるかはまた今回のトレーニングで決めたい」と語った。

 とはいえ、もちろん完全にブラジル戦と同じスタメンになるわけではない。まずGKは、一番手の鈴木彩艶(パルマ)が怪我、二番手の大迫敬介(サンフレッチェ広島)が天皇杯セミファイナルの影響で招集できていない。1キャップの早川友基(鹿島アントラーズ)、0キャップの野澤大志ブランドン(ロイヤル・アントワープ)、そして初招集の小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)というフレッシュな陣容になっている。その状況下で森保監督は、「まずは早川がファーストチョイスかなと思っている」と発言。国内組で臨んだ7月のE-1選手権で初キャップを刻んだ鹿島の守護神が、海外組込みのチームでデビューを飾る見込みだ。

 3バックはブラジル戦が右から渡辺剛(フェイエノールト)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)だった。しかし、10月シリーズを欠場した主力の板倉滉(アヤックス)が今回は復帰しており、右から板倉、渡辺、鈴木の並びになるか。相変わらず伊藤洋輝(バイエルン)、高井幸大(トッテナム)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、冨安健洋(無所属)が怪我やコンディション不良で不在なだけに、来年6月のワールドカップ本大会を見据えまだ未採用のこのトリオを試して連携を深めたい。

ブラジル戦から大きく変わるのはボランチか

初招集された後藤啓介はデビューなるか。(C)Getty Images

 中盤と前線でブラジル戦から変更がありそうなのはボランチ。10月シリーズを欠場した遠藤航(リヴァプール)が復帰した一方、鎌田大地(クリスタル・パレス)はコンディション不良で前日練習も別メニュー調整でガーナ戦は欠場見込みだ。遠藤はリヴァプールで出番に恵まれないとはいえ実力は折り紙付きなうえキャプテンでもあり、簡単にはベンチスタートにしないだろう。相棒は守備重視なら佐野海舟(マインツ)、攻撃重視なら田中碧(リーズ)になるはずだ。

 その他のポジションだと、伊東純也(ヘンク)と三笘薫(ブライトン)を怪我で欠く両WBは堂安律(フランクフルト)と中村敬斗(スタッド・ランス)、シャドーは久保建英(レアル・ソシエダ)と南野拓実(モナコ)、CFは上田綺世(フェイエノールト)と、ブラジル戦と同じメンバーのスタメンが濃厚と見ていいだろう。

 久保は故障明けだけにプレータイムを制限し、試合途中から堂安をシャドー、菅原由勢(ブレーメン)を右WBに入れ、時間帯によっては4バック気味になる布陣もありえる。森保監督は「4バックは最終予選からも流れの中でやっていないが、3バックから4バックに可変していけるというところはいつも持っている」と4バック採用も示唆する。

 さらに、18日のボリビア戦も見据えて交代枠は積極的に使うはずで、攻撃陣では初招集された21歳の北野颯太(レッドブル・ザルツブルク)と20歳の後藤啓介(シント=トロイデン)のデビューに期待がかかる。

 なお、日本代表はこの11月シリーズから2026年ワールドカップに向けた新ユニホームを着用予定。ガーナ戦はお披露目ゲームとなる。

(ABEMA/サッカー日本代表)