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 11月13日(現地時間12日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地でサンアントニオ・スパーズと対戦。今シーズン更なる飛躍を遂げた怪物ビクター・ウェンバンヤマを擁し好調なスタートを切っているスパーズに対し、125-120で貴重な白星を挙げた。

 ウォリアーズは、ジミー・バトラーが約34分の出場で28得点6リバウンド8アシスト3スティール、ステフィン・カリーは同じく約34分の出場で46得点5リバウンド5アシストを記録した。カリーは、今シーズン早くも2度目となる40得点超えのパフォーマンスを見せた。

 ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は試合後のコメントで、カリーを改めて絶賛した。カーは、HCに就任した2014年以降ウォリアーズで共に王朝を築き上げたカリーについて「これまで起きた全てのことは、ひとえに彼のおかげなんだ」と語った。

「彼は、僕たちにとってのティム・ダンカンだね。僕たちの太陽系における“太陽”であり、本当に信じられないほど素晴らしい選手だよ」とカーは語った。

 カーは、選手時代のチームメートであり、1999年に共にリーグ制覇を成し遂げたサンアントニオ・スパーズの英雄ダンカンを例に挙げ、カリーに賞賛の言葉を送った。カーとカリーはこれまで、2連覇を含み4度のチャンピオンシップを獲得してきた。37歳のカリーは今なおウォリアーズの勝利に不可欠な存在であり、ウォリアーズはカリーの能力を最大限に引き出すプレースタイルを重視している。

 カリーは今シーズン13試合のうち10試合に出場しており、平均27.1得点3.9アシスト3.5リバウンド、フィールドゴール成功率45.3パーセント、3ポイント成功率36.9パーセント、フリースロー成功率93.5パーセントをマークしている。

 6日のサクラメント・キングス戦から10日のインディアナ・ペイサーズ戦までの3試合を体調不良により欠場していたカリーは、復帰戦となった12日のサンダー戦こそ約20分間の出場で11得点と振るわなかったが、完全復活を証明したスパーズ戦では自身も「昨日とは比べ物にならないほど気持ち良くプレーできたよ」と語っている。

 今シーズンの戦績を7勝6敗としたウォリアーズは、13日終了時点でウェスタン・カンファレンス9位。カリーという“太陽”を中心にウォリアーズは今シーズンどのような戦いを見せることができるか。次戦、ウォリアーズは15日に再び敵地でスパーズと対戦する。