◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 初日(13日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇…
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 初日(13日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)
初日のラウンド中、拳銃を携帯した10人規模のSPがロープ内外で怪しい動きをしている人物がいないか目を光らせていた。米女子ツアーで珍しい大勢のギャラリーどころではない“非日常”。ドナルド・トランプ米大統領の孫娘でアマチュアのカイ・トランプとの同組は、渋野日向子にとっても未知の領域だった。
「最初のホールはすごく緊張しているなっていう感じが見えた。なんなら、自分も緊張しました。すごい雰囲気の中ではありましたけど、一生にあるかないかの経験ができました」と振り返った一日に、スコアもついてくれば文句なしだった。1バーディ、2ボギーの「71」で1オーバー54位。全体的に伸びていなかった午後組で予選通過圏内の滑り出しとなったものの、「ゼロ(イーブン)には戻したかった。もう少し、いいスタートを切りたかった」と悔しがった。
前半12番(パー3)でバーディを先行。難関18番はティショットを左のバンカーに入れてレイアップを余儀なくされた時点でボギーを受け入れられた。折り返して1番は1Wショットで距離を稼ぎながらウェッジショットをピンに絡められず、バーディパットもオンラインでショート。タフな2番で手前から寄せワンのパーを拾った後、3番(パー3)で2mほどのチャンスを決められなかった。
「慎重に行きすぎて打てていない、みたいなのもあった。どこかで1個、入ってくれていれば…」。年間ポイントランキング104位から来季出場資格を争うラストマッチ。「追い込まれているなと思いながら回っていた」と話したように、プレッシャーも力みも当然ある。4番は右ピンに対して左ラフからのセカンドを左奥に乗せてしまうミス。谷のように下って上るハードなラインを避け、大きく左から回して寄せる見事な超ロングパットで切り抜けたが、5番で好感触を残したはずの2打目がグリーンの手前をこぼれ落ちて痛いボギーとなった。
さらに1Wショットを右サイドの木の裏に曲げた7番(パー5)には「もう、最低」と苦笑い。左側のフェアウェイに戻そうとすれば横に出すしかなく、右に隣接する4番ホールを使うルートを選択してグリーンに近づけてパーとしたが、最後まで2個目のバーディが遠かった。
悔しさいっぱいでも、少し明るい言葉のトーンは前向きに戦えている証拠。27歳のバースデーとなる15日(土)を前に、シーズンを終えるわけにはいかない。(フロリダ州ベルエア/亀山泰宏)