◇国内女子◇伊藤園レディス 事前(13日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)原英莉花は米女子下部…

今季国内2戦目に臨む原英莉花

◇国内女子◇伊藤園レディス 事前(13日)◇グレートアイランドC(千葉)◇6769yd(パー72)

原英莉花は米女子下部エプソンツアーから勝ち取った来季レギュラーツアー参戦に向けた準備に入っている。凱旋試合となった10月中旬「スタンレーレディス」後、少しゆっくり過ごしながらもトレーニング中心の日々を送る。「特にスタンレー後の2週間はそう。全くクラブを握らない日もありました」。テーマである「アドレスの一貫性」を確立するため、股関節を中心に鍛えているという。

来季米ツアー参戦へトレーニング中心の日々を送る

もう一つ、試したいポイントもある。「6カ月ぶりにグリップ交換したんです」。プロ転向後は2カ月前後で交換してきたが「乾燥している場所が多かったこともあるけど、ゴルフの状態が良かったし、替えるのが怖かったこともあって」と説明。ところが、雨模様だったスタンレーレディスでグリップが滑りまくって、すぐにチェンジしたそうだ。

佐久間朱莉、河本結と初日同組

主催者推薦をもらって出場する今週を「本当にありがとうございますという思い」と語る。貴重な実戦の機会。しかも、初日は決着間近い年間女王争いの渦中にいるランク1位の佐久間朱莉、3位の河本結と同組になった。その事実を知った瞬間は「なんで私がここに!」とビックリしたが、もちろん感謝しかない。

「このコースは正直あまり得意じゃないんです。ティショットも立ちづらいし、グリーンが受けている印象があって、2打、3打目のスピンコントロールも難しい」。過去出場6度で予選落ち2回、トップ10は2022年大会の7位だけだ。

「気持ちは燃えてますよ」

戦う状況が完全に整っていなくても、全力でいいプレーをギャラリーに見てもらいたい。「スピンコントロールはそれこそ課題の一つですし、今できるものをしっかり試したい。毎日60台は出していきたいです」。スタンレーレディスは予選落ちした。来年は米女子ツアーという最高の舞台で戦う者が、2試合続けて恥ずかしいプレーは見せられない。(千葉県長南町/加藤裕一)