凱旋門賞出走後、牧場で調整してノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩したクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。今後…
凱旋門賞出走後、牧場で調整してノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩したクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。今後はジャパンカップ(11月30日・東京芝2400m)を目指すが、態勢が整わなければ、有馬記念(12月28日・中山芝2500m)という選択肢もあるという発表がされている。
今朝13日は帰厩して最初の追い切り。北村友一騎手が騎乗して、CWでの3頭併せ。古馬2勝クラスが先行して、これを2歳未勝利が追走し、それらの最後方から追走。前半が少し遅いラップだったこともあってか、少し力みもあるかなといった走り。ただ、行きたがるというところまでは見せなかった。
3コーナーから4コーナーの場面でもラップは遅かったので、ここでどのような反応を見せるかを確認できなかったのは残念。ここが遅かった分、最後の直線に向いてからの加速も楽で、併せ馬自体は楽に内から追いついて、ゴールでは3頭がほぼ同入という内容だった。
時計は6F85.2〜5F69.4〜4F54.1〜3F37.9〜2F23.0〜1F11.2秒。ラスト2Fは11.8秒から11.2秒なので、数字上はよく動いたという表現もできる。ただ、この馬らしい迫力だったり、推進力であったりという点では物足りなさはある。この追い切り後、どんな変化を見せてくるのか。このあたりに注目して、次週の追い切りにも注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)