<大相撲十一月場所>◇四日目◇12日◇福岡・福岡国際センター【映像】弟子を“勇気づける”親方の姿 大相撲四日目、序ノ口最…
<大相撲十一月場所>◇四日目◇12日◇福岡・福岡国際センター
大相撲四日目、序ノ口最初の取組で、向正面の土俵下に驚きの光景が広がった。その光景を目にしたファンは「え、なんで坊主?」「何事?」と困惑した一方、弟子を勇気づける親方の行動に感動が広がっている。
二日目の取組で十両四枚目・輝(高田川)に浴せ倒しで敗れ、立ち上がれなくなるアクシデントに見舞われた十両三枚目・三田(二子山)。病院を受診した結果、右膝前十字靱帯損傷の大怪我を負ったことが判明、三日目から休場を余儀なくされた。
三田は令和六年(2024年)九月場所、幕下最下位格付出でデビュー。身長173センチ、体重124キロの小さな体格ながら抜群の運動神経と多彩な技を武器に、今場所まで全て勝ち越しの好成績で番付を駆け上がってきた。今年五月場所では新十両に昇進、翌七月場所では十両優勝を遂げる活躍を見せており、幕内での活躍にも大きな期待がかかる、まさに角界のホープだった。
そんな三田が自己最高位で臨んだ今場所、悲劇に見舞われた。こうした事態を受け、幼少期から三田を知る師匠の元大関・雅山の二子山親方は、「言葉ではなく行動で三田を元気づけたい、一緒に戦っているところを示したい」と、三田を勇気づけるため30年ぶりに“決意の坊主”にしたことを明かしていた。大怪我を負った弟子を勇気づけるための“決意の坊主”が反響を呼んだ。
大相撲十一月場所四日目、最初の序ノ口二十一枚目・豪正龍(武隈)と序ノ口二十枚目・風光希(押尾川)の取組で審判として二子山親方が姿を見せると、“丸刈り”の頭に視聴者も騒然。「ほんとに坊主になってる!!驚」「え、なんで坊主?」と驚きの声が上がったほか、「みやびんなりの励まし方」「胸が熱くなる」「決意の丸刈り」「全ては三田のため」「三田の件よっぽどショックなのかな」と二子山親方の想いを汲み取るファンも相次いだ。
なお、豪正龍と風光希の一番は、豪正龍が風光希を上手投げで下して2勝目。風光希は1敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)