角田が目指すのはレッドブル残留だが…(C)Getty Images F1キャリア5年目のシーズン、レッドブルのドライバー…

角田が目指すのはレッドブル残留だが…(C)Getty Images

 F1キャリア5年目のシーズン、レッドブルのドライバーとして奮闘を続ける角田裕毅。トップチームに名を連ねながら成績が振るわず、シート喪失の危機に直面している。

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 12月に行われる最終戦アブダビGPのタイミングでチームの来季ラインナップが発表されるとも伝えられている中、角田の先行きについては現在も、さまざまな議論が繰り広げられているようだ。

 米モータースポーツメディア『FANSIDED BEYOND THE FLAG』が現地時間11月11日に配信した記事において、角田の来季の活動に関する独自の見解を示している。

 角田に対し、成績低迷により「2025年末でのレッドブル離脱が濃厚」と見込む同メディアは、かねてより噂に上がっていた、インディカー参戦を選択肢の1つとして挙げた。来季F1シートを失った場合、角田が2027年以降での復帰へ向け、「フル参戦できるレースシリーズに身を置く必要がある」と同メディアは主張。その上で、「ホンダが支援するデイル・コイン・レーシングには、シリーズで最後に残ったフルタイムシートが空いており、双方に関心があれば契約成立はさほど難しくないとみられる」などと綴っている。

 一方で、「ツノダがインディカーへ転向する場合、F1復帰を目指す上で大きな懸念が1つある。それは『F1からインディカーへ移ったドライバーが、再びF1に戻る例はほとんどない』という点だ」と指摘。インディシリーズでフル参戦後、F1への再転向が決して簡単ではないと訴える。

 その他の選択肢として同メディアは、やはりホンダとの関係性にフォーカス。来季からパワーユニットの供給先となるアストン・マーティンのリザーブドライバー就任の可能性に言及し、「ホンダは2027年からツノダをフルタイムシートに押し上げる可能性がある」と見通している。

 さらにトピックでは、今月に入りフランコ・コラピントの契約延長が発表された、アルピーヌへリザーブとしての加入もあり得ると提言。同メディアは「より現実的な選択肢」と強調しながら、「もしコラピントが不調なら、ツノダがその穴を埋める存在となり、ピエール・ガスリーとの良好な関係を活かして自然にチームへ溶け込むことができるだろう」と持論を並べた。

 F1レギュラードライバーとしてのキャリアが途切れた場合、角田はどんな決断を下すことになるのか。いずれにせよ、多くの人々が関心を寄せる日本人ドライバーの去就は、そう遠くはない内に答えが出されるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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