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11月11日(現地時間10日、日付は以下同)。デトロイト・ピストンズは、ホームのリトルシーザーズ・アリーナでワシントン・ウィザーズを迎えた。最大13点差をつけられたピストンズだったが、同点13度、リードチェンジ24度を記録した激戦を、延長の末に137-135で勝ち切ってみせた。
2連戦の2日目ということもあり、この日ピストンズはアサー・トンプソン(足首)、トバイアス・ハリス(足首)、キャリス・ルバート(ヒザ)、アイザイア・スチュワート(足首)らが欠場。
第4クォーター残り8分38秒に、ピストンズはCJ・マッカラムにショットを決められて13点ビハインド。そこから徐々に点差を縮めていくも、残り14.0秒でマッカラムのフローターが決まり、5点を追う劣勢に。
だがピストンズは2ウェイ契約のデイニス・ジェンキンズが貴重な3ポイントシュートを成功。ウィザーズのフロースロー1本を挟んで残り1.9秒で3点ビハインドに陥りながら、またもやジェンキンズが長距離砲を沈めて延長に持ち込む粘りを見せて勝利を手にした。
この試合、ピストンズではケイド・カニングハムがゲームハイの46得点11アシスト5スティールに12リバウンド2ブロックの大活躍。さらに4本の3ポイントを沈めたジェンキンズが24得点8リバウンド3アシスト4スティール、ジェイレン・デューレンが19得点14リバウンド2スティール、ダンカン・ロビンソンが13得点、ジャボンテ・グリーンが11得点11リバウンド2ブロックをマーク。
『StatMuse』によると、1試合で40得点10リバウンド10アシスト5スティール以上を残したのはこの日のカニングハムとマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のみ。24歳のオールスターガードは、戦力不足の中でピストンズを引っ張り、チームを7連勝へ導いた。
その一方で、カニングハムは両チーム最長の44分35秒もコートに立ち、45本ものショットを放って14本を成功も、成功率31.1パーセントと相手ディフェンスにも苦戦。31本のショットミスは2002年11月8日に30本をミスしたコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)を上回り、1976-77シーズンのNBAとABAの統合後、1試合におけるショットミス数としては過去最多になったと『ESPN』が報じた。
ショット不調で苦しんだとはいえ、カニングハムが戦力不足の中で八面六臂の活躍を見せたことは言うまでもない。ピストンズは12日を終えた時点でイースタン・カンファレンス首位の9勝2敗とし、2位のニューヨーク・ニックス(7勝3敗)へ1.5ゲーム差をつけている。
【動画】ウィザーズ対ピストンズ戦を第4Q終盤からハイライトでチェック!