来春WBCでイタリア代表のベンチコーチ補佐を務める予定のポサダ氏(C)Getty Images ヤンキースの捕手として、…

来春WBCでイタリア代表のベンチコーチ補佐を務める予定のポサダ氏(C)Getty Images

 ヤンキースの捕手として、4度のワールドシリーズ制覇に貢献したホルヘ・ポサダ氏が、来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のイタリア代表で「ベンチコーチ補佐」を務めることが分かった。現地時間11月11日までに、母国プエルトリコの大手紙「El Nuevo Dia」が報じた。

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 ヤンキース時代の同僚で、イタリア代表を率いるフランシスコ・セルベーリ監督からの依頼を承諾した。「El Nuevo Dia」の取材に対して「僕はイタリア代表と一緒にやるんだ」と答えた。イタリアは予選ラウンドのグループBで、アメリカ、メキシコ、イギリス、ブラジルと対戦する。

「フランシスコ・セルベーリ監督をサポートする」と語ったポサダ氏は、「私ははベンチコーチ補佐として参加する予定だ。できる範囲で力になりたい。打撃と捕手の指導が主になると思う」と見通しを口にした。

 ポサダ氏はヤンキース一筋17年間プレーし、シルバースラッガー賞を5度受賞。背番号「20」は永久欠番となっている。ワールドシリーズには5度出場し、豊富な短期決戦の経験を誇る。

 前回大会は準々決勝で日本に敗れたイタリア。ポサダ氏によれば、ロイヤルズのビンセント・パスクアンティノ、ジャック・カグリオンの2人の野手が代表に内定。さらには「ローガン・オハピーも招集を試みているらしい」とエンゼルスが誇る強打の捕手の名前を挙げた。

 2011年限りで現役を引退したポサダ氏にとっては、15年ぶりの現場復帰。MLBでの指導への意欲を問われると、「いやあ、それは難しいね。絶対にないとは言わないけど、難しいよ。今は家族との時間がすごく大事なんだ。妻が色んなことに取り組んでいて、現役を終えたら彼女を支えると決めていたからね」と慎重な姿勢を示した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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