珍名でお馴染みの由井健太郎オーナーが、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)のシンリョクカ(牝5、美浦・竹…

 珍名でお馴染みの由井健太郎オーナーが、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)のシンリョクカ(牝5、美浦・竹内正洋厩舎)でGI初制覇を狙う。

 由井オーナーは14年にJRAで馬主デビュー。「ユイノ」の冠号を使用する一方、カナシバリやカナリキケン、ワタシマツワなどの珍名馬を所有することでも知られている。24年の新潟記念のシンリョクカで重賞初制覇。しかしながらGIは延べ8頭が出走して、22年の阪神JFのシンリョクカの2着が最高着順となっている。

 そのシンリョクカがエリザベス女王杯に参戦する。2歳時から活躍し、牝馬としてはベテランの域の5歳となったが、目下3戦続けて重賞で4〜6着を確保。まだまだ衰えてはいない。エリザベス女王杯は3年連続の参戦。23年が0秒5差の9着、24年が0秒5差の4着と悪くないレースをしているので舞台相性も悪くない。確かに2200mは微妙に長い印象だが、立ち回り一つで上位に食い込めるはずだ。

 由井オーナーにとっては悲願のGIタイトル獲得となるか。そんな視点でもシンリョクカの走りは要注目となる。