日本サッカー協会の審判委員会は12日、10月18日のJ1横浜F・マリノス―浦和レッズ戦で、PK判定にミスがあったと明ら…

 日本サッカー協会の審判委員会は12日、10月18日のJ1横浜F・マリノス―浦和レッズ戦で、PK判定にミスがあったと明らかにした。

 問題の判定は、前半終了間際に横浜マが3点目を挙げるPKを獲得した場面について。

 直前に浦和GKがFKからのボールをファンブルし、横浜マのFWと接触。その際に横浜マFWにボールが当たっており、直後に反則を受けた別の選手はオフサイドポジションにいた。

 佐藤隆治審判マネジャーは「本来はPKではなく、オフサイド。正しい判定ができなかったことは、非常に重く受け止めている」と説明した。

 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による映像チェックも行ったが、GKとの接触で反則があったかどうかに注力していた。その反則はなかったとした一方で、オフサイドの確認に注意が向かなかったという。

 審判委員会は試合後にクラブへ説明。さらに、再発防止のため、審判員約70人が参加したオンライン会議を開いてミスを共有した。

 佐藤マネジャーは「VARというシステムがある中で、絶対に避けなければいけない」と話した。(藤木健)