◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー…
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
太平洋クラブ御殿場コースは毎年、新作ギアのお披露目の場となるケースが多い。ことしもピンの見慣れないクラブを発見した。契約選手である細野勇策のバッグに入っていたのは、ネックに「s259」と入ったウェッジ。メーカーからの発表はないが、その名前や見た目のデザインから「s159」の後継で間違いないだろう。
バックフェースのデザインは「s159」からマイナーチェンジ。黒い帯のようなデザインが横一直線に入る。ミスヒット時の寛容性を向上させるカスタムチューニングポート(CTP)も、引き続き搭載されている。「s159」からソールのバリエーションが大幅に増えたが、今回の新作もS(スタンダード)、B(バウンス)、H(ハーフムーン)、T(シン)などの各種ソールバリエーションを現場で確認できた。すでに、海の向こうでは、先週行われたPGAツアー「ワールドワイドテクノロジー選手権」でピン契約選手が6人使用したという。
いったいどこが進化したのだろうか。開幕2日前の練習ラウンドで試した細野は、「スピンがすごく入る。朝イチのラウンドでしたが、朝露の条件下でもしっかりスピンが効いていた」と性能に驚いた様子。これまでは「s159」のHソールを使っていたが、今回もロフト60度のロブウェッジをHソールに。「見た目も良くなりましたね。ネック周辺のボリュームが減って開きやすくなりました。さらに開いてもつかまりが良さそうな点もいい」と構えやすさも向上した。
細野は今大会でのいきなりの投入は避けたが、「来週も試して、ことしのどこかで投入できれば」と年内にスイッチしていきたい構えだ。他にも蝉川泰果や永野竜太郎、大岩龍一ら契約選手が順次テストを開始。その使用感など、またヒアリングしていきたい。(静岡県御殿場市/服部謙二郎)