9月の大相撲秋場所で新十両昇進を決めた藤凌駕(ふじりょうが)関=本名・五島(ごしま)雅治=が4日、母校の県立箕島高校(…
9月の大相撲秋場所で新十両昇進を決めた藤凌駕(ふじりょうが)関=本名・五島(ごしま)雅治=が4日、母校の県立箕島高校(和歌山県有田市)を訪れ、支援者らから化粧まわしを贈呈された。
藤凌駕関は愛知県春日井市出身。高校相撲の強豪・箕島高を経て拓殖大へ進み、今年3月に藤島部屋から初土俵を踏んだ。西の幕下5枚目で臨んだ秋場所で6勝1敗の好成績を収め、十両昇進をつかんだ。
贈呈式では児嶋正人・相撲部後援会長が「幕内・三役を目指して他の力士を『凌駕』していってほしい」と力強くエールを送った。藤凌駕関は感謝の言葉を述べたうえで「十両は取り組みが15日間毎日になる。気を引き締めて臨みたい」と決意を語った。関取として初めて迎えた大相撲九州場所は今月9日に始まり、3日目までで3勝0敗と好スタートを切っている。
箕島高校出身の十両昇進者は栃乃和歌(現:春日野親方)、大輝煌、木村山(故:岩友親方)、栃武蔵に次いで5人目。(白木琢歩)