2025年の第五十六回明治神宮野球大会は大学の部、高校の部ともに14日に開幕。全国の地区大会を勝ち抜いたトップレベルの選…
2025年の第五十六回明治神宮野球大会は大学の部、高校の部ともに14日に開幕。全国の地区大会を勝ち抜いたトップレベルの選手たちが神宮の頂点を目指す。「秋の全国大会」の舞台に臨む、高校の部10チームの選手たちを紹介していきたい。
大会唯一の初出場となったのは、北信越大会で初優勝した帝京長岡(新潟)。新潟大会では準決勝で敗れたが、3位決定戦を勝ち上がって北信越大会へ出場すると、準々決勝からの3試合すべて1点差ゲームをものにして、初優勝を手にした。北信越大会決勝では新潟大会で7回コールドで敗れた日本文理に逆転勝ちして、見事にリベンジ。元日本ハムなどで活躍した帝京(東京)OB・芝草監督の指導の下、勝負強さと粘り強さを発揮して、明治神宮の切符を手にした。
1年生の活躍がめざましかった。クリーンアップは1年生で、3番・松本 覇捕手(1年)が打率4割を超え、4番・松山 海皐外野手(1年)も打率3割を超えて、3打点をマークした。打率3割を超えた8番の兵藤 蒼介内野手も1年生。北信越大会決勝ではスタメンに1年生が7人も並んで、終盤での逆転劇を演じた。
投げても、背番号1のエースは1年生。左腕の工藤 壱朗投手(1年)が、元プロ投手の芝草監督の指導のもと、打たせて取る投球術を身につけた。北信越大会では4試合27イニングを投げ、防御率が1点を切る結果を残した。
明治神宮大会の「初陣」は名誉ある開幕戦。四国を制した英明(香川)相手に1年生主体のフレッシュチームが全力でぶつかる。