【FIFA U-17ワールドカップ カタール2025】U-17ポルトガル代表 1-2 U-17日本代表(日本時間11月9…

【FIFA U-17ワールドカップ カタール2025】U-17ポルトガル代表 1-2 U-17日本代表(日本時間11月9日/アスパイア・ゾーン-ピッチ5)
U-17日本代表のFWマギージェラニー蓮(FC琉球U-18)が、試合終了間際に単独で50mを爆走。チームを勝利に導く大迫力のプレーが話題となっている。
U-17日本代表は11月9日、U-17ワールドカップのグループB第3戦で欧州王者のU-17ポルトガル代表と対戦。2-1で競り勝ち、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。
前半に2点を先行した日本だが、72分にMF長南開史が報復行為で退場して数的不利になって以降はポルトガルに押し込まれ80分に失点。57分から途中出場でCFに入っていたマギーも、なかなかボールを収められずにいた。
しかし90+6分、若き重戦車が持ち味を存分に発揮する。DFメンディーサイモン友(流経大柏高)がヘディングで弾き返したボールを、マギーが自陣の中央で回収。すると、背番号18は寄せてくる相手DFと入れ替わり、右サイドのスペースから突き進んでいった。
ポルトガルのDF2人が懸命に追走してくるも、スピードを上げてぐんぐん持ち運ぶ。スライディングタックルとショルダータックルを力強く跳ね除け、ペナルティーエリアの右まで進入。最後は相手DFにボールを突かれるも、そのボールがゴールラインを割り、勝利を告げるタイムアップの笛が鳴った。
ベンチから一斉に日本の選手が飛び出し、ピッチ内に歓喜の輪ができる中、マギーも力強いガッツポーズでグループステージ首位通過を喜んだ。
最後の最後でメンバー入りを勝ち取る

1人で敵2人を相手にし、12秒間もボールをキープしながら前に運んだマギーのプレーには、解説の名良橋晃氏(元日本代表DF)も「そうだ!良い!」と絶叫。「1人少ない中で2人分のパワーを出してくれました」と称賛した。
この一部始終には、日本のサッカーファンも注目。「マギー最後良かった」「素晴らしいな」「マギー選手最高だ!」「最後にいい仕事した」「マギー最後のマジででかい!」「マギー!最後のプレーだよ!君に求められてるのは!」と歓喜していた。
アメリカと日本の血を引くマギーは、16歳ながら186cm・86kgという堂々たる体躯。9月の国内合宿でU-17代表に初招集され、大学生相手の練習試合で2試合連続ゴールを決め、最後の最後で檜舞台の登録メンバーに滑り込んだ。フィジカルとスピードが武器で、怪物FWロメル・ルカク(ナポリ/ベルギー代表)に憧れる「和製ルカク」だ。
なお、決勝トーナメント1回戦は日本時間11月14-15日に開催予定で、日本の対戦相手は12日に決定する。
(ABEMA de J SPORTS/FIFA U-17ワールドカップ カタール2025)