コンフォート、キケらがFAになった 2年連続ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースは、今季開幕前の総年俸3億2800万…

コンフォート、キケらがFAになった

 2年連続ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースは、今季開幕前の総年俸3億2800万円(約500億円)は30球団最高を誇る。それでもなお、このオフも積極的に補強すると見られている。果たしてそれだけの財源があるのか。実はすでに、“コストカット”に成功している。

 ドジャースはこのオフ、マイケル・コンフォート外野手、アンドリュー・ヒーニー投手、エンリケ・ヘルナンデス内野手、マイケル・コペック投手、ミゲル・ロハス内野手、カービー・イエーツ投手の6人がFAになった。

 コンフォートは今季大不振に陥ったものの、過去の実績を踏まえて年俸は1700万ドル(約26億2000万円)。ベテランのカーショーも840万ドル(約13億円)だった。また、シーズン中にはクリス・テイラー外野手をリリースしており、こちらは今季年俸1300万ドル(約20億円)。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、約8700万ドル(約134億2000万円)の資金がすでに浮いているという。

 また、このオフに年俸調停権を得る選手もまだ1回目で大幅に昇給することもなく、予算に関してはかなり潤沢といえる。それゆえに、このオフのFA市場で最も大物とされるカブスのカイル・タッカー外野手の争奪戦にも参加できる、との見立てというわけだ。

 実際にドジャースが大金を出して選手を獲得するかどうかはまだ不透明ではあるものの、ファイティングポーズをとれること自体が大きなプラスだ。果たしてまたも資金を投じて選手を獲得するのか。このオフの動きも注目だ。(Full-Count編集部)