U-17ワールドカップが開催中のカタールで生まれたU-17日本代表とU-17メキシコ代表の絆が深まっている。 11月3…
U-17ワールドカップが開催中のカタールで生まれたU-17日本代表とU-17メキシコ代表の絆が深まっている。
11月3日に開幕したU-17ワールドカップは、今大会から5年連続でカタールでの集中開催が続くことになっている。試合はカタール最大級の複合スポーツ施設「アスパイア・ゾーン」で行われ、選手たちも周辺のホテルに宿泊。今大会、日本とメキシコが同じホテルに滞在し、食卓が隣同士になったことから交流が生まれ、試合のためにホテルを出発する際にはもう片方のチームの選手たちがハイタッチやハグで送り出すことが大きな話題となった。
「交流」は継続し、さらに盛り上がっている。日本がU-17ポルトガル代表に2-1の勝利を収めて決勝トーナメント進出を果たすと、メキシコの選手たちがホテルで盛大に“お出迎え”。玄関から入ってすぐのフロント前で出発時と同じように花道を作り、両国の若者たちがハイタッチ、さらに激しく抱き合った。
この“お出迎え”の映像を、サッカー日本代表公式エックス(旧ツイッター)が「グループステージ首位通過を果たしたU-17日本代表 ホテルに戻ると、U-17メキシコ代表の皆さんも祝福してくれました!グラシアス!メキシコ!」と綴って公開。さらにメキシコ代表ユースの公式エックスも「ワールドカップの雰囲気最高!」として同じ場面の動画を公開し、メキシコ国内にも日本との“絆”を紹介している。
■「サッカーが世界的スポーツだってわかるなぁ〜」
両国選手の国籍を越えた交流映像に対して、SNS上には「一気にメキシコ好きになるー!近い将来、このメンバー同士W杯でバチバチの試合して欲しい!!」「サッカーが世界的スポーツだってわかるなぁ〜これだけでメキシコ応援したくなるものね」「これ大好き。メキシコ代表との一連のやり取り見るとニヤニヤが止まらなくなる!」「若い選手同士のノリだけでなく、しっかりと両国の指導者(大人)が統率しつつも輪に入って祝福したり、されたりし合ってるのが最高にいい」「素晴らしきアミーゴたち 最後わちゃわちゃになるのとても良い」など多くのコメントが寄せられている。
U-17日本代表はグループリーグを2勝1分けの首位で終えて決勝トーナメントに進出したが、U-17メキシコ代表は第3戦に敗れて1勝2敗の3位となり、ベスト32進出は他グループの結果待ち(上位2位以内の24チームと3位の成績上位8チームが決勝トーナメント進出)となった。この映像を見たファンの希望は「この両チームの決勝戦が見たい」だが、果たしてどうなるか。たとえ、今大会で実現しなくとも、今後のU-20、五輪、A代表の舞台での“再会”が、今から待ち遠しい。