【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C.0ー3 横浜F・マリノス(11月9日/サンガスタジアム by KYOCERA)【…

【写真・画像】物議を醸すPK判定…「確実に蹴ってる」「妥当なジャッジ」ガンバMFとヴィッセルMFの“接触”でファンの意見が真っ二つ 1枚目

【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C.0ー3 横浜F・マリノス(11月9日/サンガスタジアム by KYOCERA)

【映像】「悪魔の左足」から完璧クロス

 横浜F・マリノスのMFジョルディ・クルークスが、完璧なFKでアシスト。精度の高い左足クロスが話題となっている。

 J1リーグ第36節で横浜FMは京都サンガF.C.を3-0で撃破。一時は最下位に沈み、二度の監督交代など苦しいシーズンを過ごしたがクラブ史上初のJ2降格を回避し、2試合を残してJ1残留を決めた。

 35分の先制点は、「悪魔の左足」から生まれたものだった。横浜FMが敵陣左サイドからのFKを獲得し、キッカーのクルークスは右手を上げ、深呼吸をして助走を開始。身体をひねるようにして左足をシャープに振ると、鋭いボールがゴール前に飛んでいった。

 京都のGK太田岳志が一度前に出ようとするのをキャンセルしたほど、ボールは急激に曲がって落ち、GKとDFラインの間へ。これにFW谷村海那が勢いよく頭から飛び込み、強烈なヘディングシュートをネットに突き刺した。

 解説の山瀬功治氏は、「谷村選手の入り方もそうですけど、やはりクルークス選手のクロスが素晴らしかったですね」と感嘆。「助走のエネルギーをそのまま乗っけるような感じで、それでいてふかさずに低い弾道で、だけどDFの頭を越えるボール。ああいうボールは守る側としては一番守りづらいです。ああいったボールはどちらかと言えば低くなってDFラインに引っかかりがちなんですけど、DFを越える高さを維持した。高すぎずに落としてきますから、相当なボール。守る側としては嫌ですね」とべた褒めした。

「ボール強すぎて頭当て返すだけで弾丸ヘッドになるよね笑」の声も

クルークスのクロスから谷村がヘディングを叩き込む

 今夏にJ2のいわきFCから加入した谷村の今季6ゴール目を演出した、クルークスの左足キックはSNS上でも大きな話題に。ファンは「クルークスのキックの精度よ!」「クルークス谷村ライン開通!」「クルークス完璧なクロス!かいな素晴らしいヘッド!」「クルークスのカーブの軌道えぐすぎぃ」「クルークスのキック精度がヤバすぎる」「神クロス」「本当いいボール蹴る!」「ウルトラクロス」「ジョルディのボール強すぎて頭当て返すだけで弾丸ヘッドになるよね笑」「誰が止められるんだろうか」と歓喜していた。

 ベルギー出身で31歳のクルークスは2021年に来日。アビスパ福岡、セレッソ大阪、ジュビロ磐田を渡り歩き、2025年シーズンはJ2磐田でアシストを量産する。8月に横浜FMに引き抜かれると、新天地でも10試合で1ゴール・5アシストと決定的な仕事を連発し、名門のJ1残留に大きな貢献を果たした。
 
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)