新庄監督率いる日本ハムはこれまでも積極的にトレードを成立させている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext…

新庄監督率いる日本ハムはこれまでも積極的にトレードを成立させている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 野球界もオフに入り、移籍市場が活発化してくる時期となった。FA、外国人補強、またトレードと来季を見据えての編成が各球団、進んでいく。

 果たして今オフ、注目のトレードは敢行されるのか。補強ポイント含め、球界内から考察の声が上がっている。 

【徹底考察】動く可能性は3球団ある‼︎『阪神の左腕を狙う球団…』今オフトレードに動く可能性のある球団について徹底考察します!

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は11月10日に自身のYouTubeチャンネルに「【徹底考察】動く可能性は3球団ある!!『阪神の左腕を狙う球団…』今オフトレードに動く可能性のある球団について徹底考察します!」と題した動画を更新。今オフの補強スタンスについて独自の見解を語っている。

 高木氏がトレードに動く可能性のある3球団として名前を挙げたのは、セ・リーグ2位、3位のDeNA、巨人、またパ・リーグでは2位フィニッシュとなった日本ハムに注目した。

 まずDeNAにおいては「明確に分かっているのはDeNAは左の中継ぎが欲しいだろうな」と、今季も坂本裕哉がフル回転でカバーしていたとあって、左の中継ぎが補強ポイントになると指摘。

 またリーグ3位に終わった巨人においても「先発がどうしても足りない」と、先発補強が急務になっているとした。今季、不振に終わった戸郷翔征や左腕、井上温大の再生を図れるかも鍵を握ると指摘。

 さらに3球団目にあげたのが日本ハムだった。

 日本ハムにおいても、左の中継ぎが足りないとした上で目を向けたのは、過去にも両球団でトレードを成立させている阪神だった。「島本 このあたりはどうか」と32歳、育成出身左腕に目を向けた。

 島本浩也は昨季、33試合に登板し、2勝1敗、防御率2.81の成績。藤川球児監督体制となった今季は16試合に登板し、2勝1敗、2ホールド、防御率1.88と安定したパフォーマンスを示すも、阪神の中継ぎ陣の層の厚さは球界屈指、特に今季は左の中継ぎ、及川雅貴が大ブレイク。出場機会は減っている。

 「新庄監督の性格だと力が欲しいんだよね」と高木氏も指揮官が剛腕タイプを求める傾向があるとしながらも、実績のある中継ぎのベテラン左腕は移籍戦線でも注目の存在になるとした。ほかにも「ひょっとしたら山崎福也を中に入れるかもしれない」と今季、ポストシーズンで一時中継ぎ起用の場面があったFA左腕の配置転換もありえるとした。

 また以前と違い、12月には現役ドラフトも控えていることで、トレードに関しては動きが遅くなる可能性もあるとした。

 果たして今オフ、話題を集めるトレードを仕掛ける球団はどことなるのか。引き続き、注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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