WRC・世界ラリー選手権の2025年第13戦ラリージャパンが、愛知県と岐阜県で9日まで開催された。中でも今季限りでのW…

 WRC・世界ラリー選手権の2025年第13戦ラリージャパンが、愛知県と岐阜県で9日まで開催された。中でも今季限りでのWRC引退を表明した通算2回王者のロバンペラの走りに、ファンや放送席が驚愕させられるシーンがあった。

【映像】150km/h超!一流が魅せた狂気のダウンヒル

 競技3日目デイ3のSS10「笠置山」は、全日程中最長となる21.74km。山岳エリアのターマック(舗装路面)を舞台としたステージで、狭い道幅でツイスティなコーナーが連続する。ここで奮戦したのが、トヨタのカッレ・ロバンペラだった。25歳のフィンランド人、ロバンペラは、今季を最後にラリーからフォーミュラへ転向することを発表したばかり。デイ2にマシンにダメージを負ってしまい、上位進出は難しくなってしまったが、最後のラリージャパンということで腹をくくってデイ3に挑んでいる。

 ロバンペラの走行映像を見た元スピードスケート金メダリストの髙木菜那は、「ストレートに入った瞬間、急にスピード上がるんですね!」と言及。左右に木立が並ぶ視界の悪いコースだが、画面下に表示されたスピード計は150km/h突破して、158km/hに到達する瞬間も見られた。実況の布施アナウンサーも「150km/h超えてきました!」と思わず叫んでいる。

 天才が下り坂で見せた狂気の走りに対し、視聴者からは、「こんなとこ150kmオーバーこわい」「この人たち目の前に壁迫ってんのに全然ブレーキ踏まないから恐怖よ」「こわすぎるな」「俺のヤリスでもこんなふうに走ってみたい」「側溝こえええ」などの反響が集まった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)