◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)日本…

過去4勝の御殿場でシーズン初優勝を狙う石川遼

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

日本男子ツアーの終盤戦を彩る4日間大会が富士山のふもとで13日(木)に開幕する。1973年に始まり、77年から太平洋クラブ御殿場コースを舞台にする伝統の一戦。87人の精鋭がシーズンの行方を占う賞金総額2億円(優勝4000万円)を奪い合う。

ディフェンディングチャンピオンの石川遼は昨年、通算11アンダーで大会史上最多の通算4勝目を飾った(2010、12、22、24年)。尾崎将司(1973、92、94年)、中嶋常幸(1985、2002、06年)、リー・ウェストウッド(1996ー98年/イングランド)といったレジェンドたちをしのぎ、金字塔を打ち立てた。

同大会で手にした節目のツアー通算20勝目が現在、キャリアで直近のタイトル。未勝利が続く今季は、前週の「ACNチャンピオンシップ」で3試合連続のトップ10入りを決めた。今大会で優勝すると生源寺龍憲がリードする賞金レースで13位からトップに躍り出る可能性がある。

同じく今季ゼロ勝、谷原秀人と並び昨年大会2位の河本力もランキング8位につける。翌週「ダンロップフェニックス」(宮崎・フェニックスCC)以降の終盤3試合で賞金王争いに加わるためには、上位成績を逃せない。

アジアンツアーでもプレーする比嘉一貴池村寛世も帰国して参戦。国内シニアツアー「コスモヘルスカップ」で今季4勝目を挙げた宮本勝昌は地元の御殿場でレギュラーツアーに出場する。

11日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、石川は生源寺、中野麟太朗とのペアリングになった。初日は10番から午前9時40分にスタートする。

大会は場内で全面的なキャッシュレス決済を導入する。飲食物やグッズの購入を含む全ての決済が原則、現金ではなくクレジットカード、電子マネー、コード決済で行われる(利用可能なキャッシュレス決済手段は大会公式サイト(https://www.msvt-masters.jp/news/2025news02/を参照)。

<主な出場予定選手>
石川遼今平周吾片岡尚之金子駆大小西たかのり佐藤大平清水大成下家秀琉生源寺龍憲杉浦悠太蝉川泰果谷原秀人比嘉一貴堀川未来夢宮里優作米澤蓮池田勇太長崎大星(アマ)、宮本勝昌