サッカーJ2の水戸ホーリーホックは9日、ホームのケーズデンキスタジアム水戸(水戸市)でRB大宮アルディージャと対戦し、…
サッカーJ2の水戸ホーリーホックは9日、ホームのケーズデンキスタジアム水戸(水戸市)でRB大宮アルディージャと対戦し、0―2で敗れた。この結果、初のJ1昇格は次節に持ち越しとなった。
前半は拮抗(きっこう)した試合展開だった。水戸はFW多田圭佑選手やMF大崎航詩選手らが果敢に相手ゴールに迫ったが、なかなか枠をとらえられない。逆に攻め込まれる場面でも守備は崩れず、0―0のまま折り返した。
しかし後半、大宮の選手交代で元日本代表FW杉本健勇選手らが投入されると流れが変わった。32分、コーナーキックのボールを杉本選手に頭で合わせられ先制されると、10分後にもボレーシュートを決められた。いずれもセットプレーからの失点で課題が残った。
茨城県常陸太田市から家族4人で駆けつけた中学1年の宮田秋斗(しゅうと)さんは「競っていた試合だったから、負けてとても残念」と悔しさをにじませた。今年は例年以上に応援に来ているといい、「選手たちが頑張っている姿は、見ていて応援したくなる。次の試合に勝ってJ1昇格を決めてほしい」と話した。
水戸は19勝10分け7敗となり勝ち点は67で足踏み。次節は23日、アウェーで2位のV・ファーレン長崎との直接対決に臨む。勝ち点差はわずか1だが、この試合に勝てば、J2優勝とJ1昇格が同時に決まる。(原田悠自、古庄暢)