第105回全国高校ラグビー大会の岐阜県予選決勝が9日、岐阜市の新日本ガス球技メドウであり、岐阜聖徳学園が28―17で関…

 第105回全国高校ラグビー大会の岐阜県予選決勝が9日、岐阜市の新日本ガス球技メドウであり、岐阜聖徳学園が28―17で関商工を破り初優勝を果たした。12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 岐阜聖徳学園は開始直後、左への展開から抜け出した林飛輝選手(FW)が先制トライ。7分後にはゴールポスト付近の密集から力勝負でトライを奪った。その後は両チームとも一つずつトライを挙げ、ゴールも決めて岐阜聖徳学園が21―7で折り返した。

 サイドが変わった後半は44度目の栄冠を狙う関商工が反撃。実広桜太朗選手(FW)らのトライで追い上げたが、岐阜聖徳学園は終了直前、奥野虎翔選手(TB)が巧みなステップで左にトライを決めて突き放した。

 岐阜聖徳学園の坂部遼河主将(3年)は「うれしいです。圧倒をキーワードにやってきた。花園では力を出し切り、どんな相手でも自分たちの考える試合運びをしたい」と語った。

 佐藤剛史監督は「こういう天候(雨)なので、FW戦に持ち込まれた時にどれだけしのげるかというところだったが、頑張ってくれた。僕らは本気で日本一になりたいと思っている。大きく構えて全国の仲間入りをしたい」と語った。(高原敦)