現地11月9日、AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)のグループC第1節が行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(…
現地11月9日、AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)のグループC第1節が行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(東京NB)が4−0でネゴヒャン女子蹴球団(北朝鮮)に完勝。18歳のMF眞城美春がアジアの舞台で鮮やかな初ゴールを決めた。
クラブチームのアジアNo.1を決めるAWCL。AFC女子クラブ選手権から改編されて第2回目の大会となる今季は、日本から昨季のWEリーグ王者の東京NBが参戦した。グループステージはホスト国での集中開催で、グループCの東京NBはミャンマーで大会初戦を迎えた。
高温多湿の中、未知の相手との独特の緊張感の中での試合となったが、東京NBは前半6分に松田紫野のシュートを相手GKが弾いたところを塩越柚歩が押し込んで幸先良く先制に成功する。
追加点が生まれたのは、後半15分だった。右サイドのスローインからボールを受けた樋渡百花が、ドリブルで前進して中央に鋭い斜めのパスを送る。ボックス内でパスを受けた眞城は、目の前に立ちふさがる2人のDFから離れるように後方へコントロール。タッチがやや長くなったが、すぐにリカバリーして前を向くと、巧みなステップでシュートコースを作り、右足を一閃。ゴールへグラウンダーのシュートを流し込んだ。
■「追加点!大事な場面で決めるさすがのスター性」
すでになでしこジャパンでのデビューも果たし、日本女子サッカー界の未来を担う逸材として期待を集めている眞城。彼女の才能がほとばしるゴールに対して、SNS上には「めちゃくちゃ上手い!」「追加点!大事な場面で決めるさすがのスター性」「眞城美春とかいうスーパージーニアス、ナイスゴール!」「日本の至宝です」「巧みなタッチとシュート! ベレーザ、眞城美春のゴールが凄すぎる! アジアの舞台で決めた圧巻の一撃」などの声が寄せられた。
眞城のゴールで試合の流れを完全につかんだ東京NBは、さらに樋渡が2ゴールを決めて4−0の完勝を手にした。
AWCLの優勝賞金は100万ドル。初開催となった2024/25シーズンは武漢江漢大学(中国)が優勝し、日本を代表して出場した三菱重工浦和レッズレディースは準々決勝で敗れた。はたして、今大会はどうなるのか。東京NBは現地11月12日、グループリーグ第2節でミャンマーのISPE FCと対戦する。