6日に園田競馬場での引退式を終えたイグナイター(牡7、父エスポワールシチー、母ビアンコ)が10日午前、北海道新ひだか…

 6日に園田競馬場での引退式を終えたイグナイター(牡7、父エスポワールシチー、母ビアンコ)が10日午前、北海道新ひだか町のアロースタッドに到着した、

 日高町の春木ファームによる生産馬で通算成績は33戦13勝2着5回3着2回(海外2戦、JRA4戦含む)。

 父エスポワールシチーは2009、10年JRA最優秀ダートホース。2014年から新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬入りすると、その父ゴールドアリュール譲りのスピードとパワーを産駒に伝えて人気種牡馬となり、これら産駒の活躍で22年にはNARリーディングサイアーに輝いている。母ビアンコ(その父ウォーニング)はJRA2勝。おばには2013年赤松杯に勝ったコンプリートがいて、近親にはフリオーソ(NAR年度代表馬4回)がいるファミリーだ。

 2019年の北海道市場サマーセールにおいて野田善己氏が650万円で落札。2歳11月に栗東の牧田和弥厩舎からデビューし、初戦は7馬身差圧勝。活躍の場を求めて3歳春に大井競馬場の福永敏厩舎に移籍し、京浜盃2着のちユニコーンSにも挑戦した。その後、園田競馬の新子雅司厩舎へと転厩して、2023年JBCスプリント、23年さきたま杯、22年かきつばた記念、22年黒船賞などダートグレード4勝含め、重賞9勝を記録し、2022、23年にはNAR年度代表馬に輝いている。

 なお、種付け料などは後日発表される。