マイナー76登板で防御率5.61&WHIP1.64 表舞台に経つことなく、2年が過ぎ去った。韓国プロ野球(KBO)でセー…

マイナー76登板で防御率5.61&WHIP1.64

 表舞台に経つことなく、2年が過ぎ去った。韓国プロ野球(KBO)でセーブ王を獲得し、代表でも活躍していたコ・ウソク投手は11月6日(日本時間7日)にタイガース傘下3AからFAとなった。2年契約でメジャーに移籍したものの、一度も登板することなく“終了”。厳しい現実と直面している。

 コ・ウソクは2022年にKBOで42セーブを挙げてタイトル獲得。韓国通算139セーブを誇り、2023年オフにポスティングシステムを利用して2年450万ドル(約6億9000万円)でパドレス入りした。しかし、地元韓国での開幕戦直前にマイナー降格。その後、5月にルイス・アラエス内野手とのトレードでマーリンズに移籍した。

 強豪から“弱小軍団”へ移ったことでチャンスが増えるかと思われたが、2Aの18登板で防御率10.42、3Aも16試合で4.29と振るわずにコールアップされなかった。2年目の今季はメジャー昇格を目指してキャンプに参加していたが、2月下旬に右手人差し指を骨折。1球も実戦で投げることなく、マイナーに戻ることになった。

 戦線復帰後も状態は上がらず、6月にマーリンズ傘下3Aからリリース。その後タイガースとマイナー契約を締結し、3球団目で念願のメジャーを目指したが、3Aの14登板で防御率4.29、WHIP1.43と振るわなかった。マイナーの2年間では76試合に登板し、6勝4敗6セーブ、防御率5.61、WHIP1.64と厳しい数字が並ぶ。

 コ・ウソクの今後について、複数の韓国メディアは2026年もメジャーを目指す可能性を指摘している。まだ27歳。“韓国最強守護神”の去就に注目される。(Full-Count編集部)