山本と「ドジャースで一番親しい」と明かしたキム・ヘソン(C)Getty Images 今秋のポストシーズンで球界関係者の…

山本と「ドジャースで一番親しい」と明かしたキム・ヘソン(C)Getty Images

 今秋のポストシーズンで球界関係者の度肝を抜いた山本由伸(ドジャース)の快投。その余波はお茶の間にも広まり、「山本フィーバー」を巻き起こした。

 快投に次ぐ快投だった。とりわけ圧巻だったのは、ワールドシリーズでのピッチングだ。第2戦で105球を投げて完投勝利を挙げた山本は、第6戦も6回(96球)を投げて1失点と好投。そして迎えた最終第7戦にも“超異例”の中0日で9回途中から登板。2回2/3無失点と魂のリリーフを見せた。

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 MLBでは2001年のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来となる同シリーズ計3勝を挙げた山本。加えて防御率1.02、WHIP0.68、被打率.169と圧巻のスタッツを記録し、日本人投手初のシリーズMVPを獲得した。

 約1週間で計235球を投じた。その鉄腕ぶりに米メディアが「間違いなく地球上で最高の投手だ」(『Dodgers Nation』)と称えれば、現役のMLB投手からも「理解不能だ。全くもって信じられない」(カブスのジェイムソン・タイオン談)と賛辞が相次いだ。

 まさに伝説となった背番号18の姿は、同じアジア人としてドジャースの世界一を経験した同僚からも羨望の眼差しが向けられた。

 現地時間11月9日に韓国のニュース局『JTBC』の番組に出演したキム・ヘソンは、同学年である山本に対する尊敬の念を語った。

 25年1月に複数球団の争奪戦の末にドジャース入りを果たしたキム・ヘソン。入団以来、山本とは「同じアジア人で、年齢も近いので、たくさん話をしている。ドジャースの中では一番親しいと思う」と明かす26歳は、日本人右腕への憧れを口にした。

「彼からは学ぶことばかりだけど、何よりも常に安定していること。一日も休まずに同じことを毎日続けているので本当に凄いと思う。KBO(韓国プロ野球)は6日間試合をして1日は休みがあるけど、MLBは10日に1日しか休めないこともある。でも、そういう中日に球場へ自分が練習をしに行くと、もう彼がいる。山本はトレーニングを始めているんだ」

 山本が中0日での連投を実現させた理由を説いたキム・ヘソンは、さらに「あれほど凄くて、上手い選手がコツコツと努力する姿を見るとモチベーションになる」と吐露。今季の自身はマイナー降格も経験し、ポストシーズンでも代走や守備固めなど“脇役的”な役割に奔走し、出番も限られた。それでも「もちろん野球人としてちょっとの悔しさはある。でも野球は9人しか出られない。そういうスポーツ。自分は与えられた仕事をやるだけだった」と告白。ルーキーイヤーを「あまり失望はしていない」と総括した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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