現地11月9日、オランダ1部エールディビジの第12節が行われ、NECナイメヘンがホームでフローニンゲンに2-0と快勝。…
現地11月9日、オランダ1部エールディビジの第12節が行われ、NECナイメヘンがホームでフローニンゲンに2-0と快勝。佐野航大が鮮やかな今季初ゴールを決めた。
今季のNECは、開幕3連勝と絶好のスタートを切りながら、第4節から貯金を吐き出す3連敗。7節で勝ち星を手にしたが、第8節からは4戦白星なし(3分け1敗)となり、11節を終えた時点で4勝3分け4敗の勝点15にとどまった。調子に乗り切れないNECは、3トップの中央に小川航基、ダブルボランチの一角に佐野を配してキックオフを迎えた。
ホームが歓喜に包まれたのは、0−0で迎えた後半6分だった。バサル・オナルが相手陣内の左サイドをドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアの左角でストップして斜め後ろへショートパス。走り込んだ佐野が相手DFに囲まれながらも巧みに縦へとすり抜け、ゴール左の角度のないところから左足の鋭いシュートで逆サイドネットを揺らした。
佐野は、当時J2だったファジアーノ岡山から2023年夏にNECに移籍。2シーズンでリーグ戦49試合に出場して6ゴールを決めてきたが、今シーズンは少しポジションを下げている影響もあってリーグ戦出場12試合目での初ゴールとなった。
■「そんなにシュートコースなかったと思うけど。うまかった」
中盤なら上がり目、下り目、サイドとどこでも対応可能な万能型の佐野航大。ドイツで活躍中の兄・海舟と同じく、最近はデュエルの強さも評価されていたが、この日は本来の攻撃センスを見せつけて鮮やかなゴールを決めた。SNS上には「航大すげえええ!!!!」「ドリブルもシュートも完璧すぎる」「よく決めたな。そんなにシュートコースなかったと思うけど。うまかった」「まじで上手いな」「代表で見たかったよ佐野航大」などの声が寄せられた。
続く61分には、小川に代わって後半開始から出場していた塩貝健人が追加点を決め、日本人2人がアベック弾を達成。切磋琢磨する22歳の佐野と20歳の塩貝に対しては、森保ジャパン再招集を求める声も大きくなってきている。