11月16日(日)に京都競馬場で行われるエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)。1996年の競走体系見直し…

 11月16日(日)に京都競馬場で行われるエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)。1996年の競走体系見直しにともない古馬にも出走資格が与えられ、秋の最強女王決定戦となった。今年はGI・2勝のレガレイラを中心に、幅広い世代からエントリーが集まった。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(京都芝2200mの開催に限る)。

■5位 2003年 2分11秒8 アドマイヤグルーヴ

 牝馬三冠では3着、7着、2着と勝ちきれず。それでも、ローズS勝ちに加えて、秋華賞2着の実績が買われ、初の古馬相手でも2番人気に支持された。道中は後方に位置していたが、直線に入ると馬群の大外を一気に進出。併せ馬で食い下がったスティルインラブをゴール直前でハナ差競り落とし、牝馬三冠で後塵を拝し続けた相手に、ついにリベンジを果たした。アドマイヤグルーヴは翌年にもエリザベス女王杯を制している。

■4位 2011年 2分11秒6 スノーフェアリー

 英・愛オークスダブル制覇の実績をひっさげ前年のエリザベス女王杯に参戦すると、ファンや関係者の度肝を抜く末脚を繰り出して4馬身差の圧勝。連覇を狙ってふたたび来日し、今度は1番人気に推された。まずまずのスタートを切ったが、シンメイフジの大逃げを察知したか、スッと控えて後方寄りに位置。ハイペースに乗じて勝負所から進出すると、直線では目の覚めるような末脚を繰り出し、粘り込みを図る各馬を一気に差し切った。

■3位 2006年 2分11秒6(2分11秒4) フサイチパンドラ(カワカミプリンセス)

 デビュー5連勝でオークス、秋華賞を制したカワカミプリンセスが抜けた人気を集めた一戦。シェルズレイが1000m通過57.4秒のハイラップを刻んだが動じることなく、直線で豪快に各馬を差し切り、フサイチパンドラに1馬身半差を付けた。ところが、4コーナー出口でヤマニンシュクルの進路を妨害したとして、まさかの12位に降着。秋華賞3着からの臨戦で、7番人気、単勝26.2倍の伏兵だったフサイチパンドラに勝利は転がり込んだ。

■2位 2001年 2分11秒2 トゥザヴィクトリー

 99年秋華賞では1番人気で13着に終わったが、その後は芝、ダート問わず大舞台で存在感を示していた。初のGI制覇を狙って、挑んだのが01年のエリザベス女王杯。これまでは逃げ、先行で結果を出してきた馬だったが、武豊騎手はあえての後方待機策を選んだ。すると、この作戦は見事にハマる。最後は4、5頭がひしめく大激戦となったが、ハナ差でローズバドを抑えてビッグタイトルをゲット。名手の手綱さばき、判断が光ったレースだった。

■1位 2024年 2分11秒1 スタニングローズ

 3歳時にオークス2着、秋華賞1着と結果を出したが、その後は白星になかなか恵まれず、気づけば6連敗を喫していた。エリザベス女王杯には初タッグとなるC.デムーロ騎手と参戦。道中は4番手あたりの先行馬を見る位置から運び、4コーナーから勢いを付けて直線に向くと、完全に1頭だけ抜け出す恰好となった。最後までその末脚は衰えることなく、終わってみれば2馬身差の完勝。改めてGI馬の力を見せつけて、堂々の復活を果たした。