<大相撲十一月場所>◇初日◇9日◇福岡・福岡国際センター【映像】ファンがざわついた「衝撃音」 身長192センチ、体重18…

<大相撲十一月場所>◇初日◇9日◇福岡・福岡国際センター

【映像】ファンがざわついた「衝撃音」

 身長192センチ、体重187キロの横綱・大の里(二所ノ関)と身長188センチ、体重176キロの小結・高安(田子ノ浦)。まさに巨体同士の迫力の一番で立ち合い直後、両力士がぶつかり合った際に響いた“異様な衝撃音”にファンが注目。「パキって音なに?」「なんの音だったんだ?」などとざわつく一幕があった。

 結びの一番として上がった大の里と高安。その前に西の横綱・豊昇龍(立浪)が前頭筆頭・伯桜鵬(伊勢ヶ濱)に敗れ、金星を献上していたこともあり、館内はどこか異様な雰囲気に包まれていた。

 そんな中で、大の里と高安は“これぞ大相撲”と言った具合に立ち合いから真正面でぶつかり合った。その際の衝撃音をABEMAの収音マイクは拾っており、“パンっ!”という破裂音にも似た激しい音が響き渡った。これに視聴者は「パキって音なに?」「なんの音だったんだ?」などと困惑した。

立ち合いは「交通事故」並の衝撃力があるとも言われている。そんなことを頭に入れながら観戦すると、力士たちがいかに命懸けで白星を掴みに行っていることが想像できるだろう。

 その後、大の里は過去3勝2敗の高安相手に右を差し、見事に押し切った。解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「強いね。(大の里の)右が入ったら無理でしょうね。右が入ってどうして無理かって、高安の上体が上がっちゃっているからね」と落ち着いた取組を見せた大の里を称賛した。

 立ち合い食後、真っ直ぐに体当たりしていった高安だったが、VTRを見て、花田氏は「高安が(当たる以外で)何かやるという気持ちもないから、大の里は当たりやすいですよね。(その後、高安は)引いちゃったからね。この引きで大の里が引き落とされることは考えられない」と高安の敗因について分析。

 さらに花田氏は「大の里は右を差して、高安は左から攻めていった。でも(大の里に)左で攻めてこられたらどう残るか。そしてもし右から攻めてこられたらどう残るかも考えないと、この横綱には勝てない」と指摘していた。(ABEMA/大相撲チャンネル)