<大相撲十一月場所>◇初日◇9日◇福岡・福岡国際センター【映像】技が“鋭すぎて”ハプニング発生の瞬間 大相撲十一月場所の…
<大相撲十一月場所>◇初日◇9日◇福岡・福岡国際センター
大相撲十一月場所の初日、幕内取組の熱血アクション解説でよもやのハプニングが発生。元横綱の技が鋭すぎて「あわや放送事故」「取れちゃうw」「危なかった…」などファンが騒然となる一幕があった。
前頭八枚目・金峰山(木瀬)が振り回すような豪快な上手投げで前頭九枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)を下して白星スタートを切った一番。その取組解説でのこと。
この日、大相撲十一月場所を中継したABEMAの幕内解説は第66代横綱・若乃花の花田虎上氏が務めた。この一番に相撲好きのお笑い芸人・あかつを伴って“アクション”解説に臨んだ花田氏。しかし、そこで“あわや”のハプニングは起こった。
翠富士役としてあかつと組み合った花田氏は「(翠富士は)抜群の体勢で(右の)下手をとって食いつきましたよね」と切り出すと「ここを取ってますよね」と翠富士の右下手が金峰山のまわしの結び目にかかっていたことをポイントに挙げた。
その理由として「ここから投げるというのは時間がかかって、柔道みたいにもっと中に入らないと投げれない。こういう風にまわしを取っているということは、捻るしかできないんですよ」といって右から鋭い捻りであかつを転がした。
この際、あまりの熱血解説ぶり、鋭すぎる技のキレに「うぉ」と声をあげて転がったあかつのまわしが解けそうになるあわやの場面が発生。慌てて結び目を結び直して立ち上がったあかつに対して、花田氏は冷静に「大丈夫ですか?うん」と気に掛けるも「これがまわしをこう取っていれば(翠富士が結び目ではなくサイドのまわしを引いていれば)捻ることもできるし、下手投げで肘を張って投げることもできる。だから大きい人が振り回して勝つことができるんです。まわしの取り方ひとつで攻め方が変わってしまうんです」と熱血アクション解説を続けた。
さらに勝負が決する直前、翠富士が金峰山の結び目に右手をかけ、対する金峰山が左上手を引いているリプレー映像を見ると「あそこから下手投げや投げで返すのは不利。一歩、半歩遅れちゃうんです。だから最後、振り回して(翠富士は)負けちゃったじゃないですか。遅くなっちゃうんですよね、あのまわしの取り方だと。相手に圧力掛かっているから。どうしても小兵なので、振り回されちゃう」と翠富士のまわしの引き方が勝敗を分けたと指摘した。
花田氏の的確な解説に「解説が的確すぎる」「ホントに解説わかりやすい」「指導者になって欲しい」など感嘆の声も多く寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)