ワールドシリーズMVPの山本由伸と記念撮影を行うキム・ヘソン(C)Getty Images 韓国人メジャーリーガーのキム…

ワールドシリーズMVPの山本由伸と記念撮影を行うキム・ヘソン(C)Getty Images

 韓国人メジャーリーガーのキム・ハソン(今季終了後FA)とイ・ジョンフ(ジャイアンツ)が、ドジャースの一員としてワールドシリーズを制したキム・ヘソンに対して、祝福と賛辞を送った。韓国メディア『OSEN』が伝えている。

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 キム・ハソンとイ・ジョンフは、現地時間11月8日に「K-ベースボールシリーズ」チェコ戦が行われたソウル・高尺スカイドームを訪問。韓国野球委員会(KBO)が運営する公式ネット配信「KBO Live」のトーク番組に特別ゲストとして出演した。

 両選手は近況を語りつつ、話題はキム・ヘソンに及んだ。メジャーで5シーズンを戦い、2023年にはユーティリティー部門でゴールドグラブ賞を受賞しているキム・ハソンは「当然うらやましいです」と本音を漏らした。

 韓国人選手がワールドシリーズ優勝を経験するのは、投手のキム・ビョンヒョンに続いて2人目。「僕とジョンフはまだ優勝を経験していません。韓国でもチャンスはありましたが、惜しくも逃しました。ヘソンは本当にすごいと思います。あの厳しい環境の中で自分のプレーを貫き、生き残って、ワールドシリーズまで戦ったのがすごい」と称賛。「彼には『おめでとう』とメッセージを送りました。すると『ありがとう』と返してくれました」と明かした。

 ヘソンと同学年のイ・ジョンフは「優勝してすぐに『おめでとう』とメッセージを送りました。すごく嬉しいという話を交わしました」と語り、「ヘソンは決して簡単ではない状況でも、それをすべて乗り越えました。ワールドシリーズ制覇という形でシーズンを締めくくれたのは本当にすごいこと。友人ではあるけれど、尊敬するほど立派だと思います」と拍手を送った。

 キム・ヘソンは今季、マイナーリーグからスタート。夏場に肩の負傷による戦線離脱はあったが、71試合出場で、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁の成績を残した。ポストシーズンはチーム17試合中、出場は2試合のみだったが、世界一の瞬間は二塁の守備に就いていた。

 『OSEN』は「多くの時間をベンチで過ごしたが、常に準備を怠らなかった」と激賞。その上で「主力としてシーズンを戦ったキム・ハソン、イ・ジョンフにとって、そんなキム・ヘソンの姿勢はひときわ印象的に映ったようだ」と結んだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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