11月9日、J2リーグ第36節の残り8試合が各地で行われ、首位の水戸ホーリーホックを相手に4位のRB大宮アルディージャ…

 11月9日、J2リーグ第36節の残り8試合が各地で行われ、首位の水戸ホーリーホックを相手に4位のRB大宮アルディージャが2-0と勝利。元日本代表FW杉本健勇が途中出場から2ゴールを決めた。

 J1昇格を目指す水戸のホーム、ケーズデンキスタジアム水戸での試合は、序盤から両チームともにチャンスを迎えるも得点ならず。0−0のまま後半へ折り返すと、後半18分に大宮が最初の選手交代でMF谷内田哲平とともに32歳のFW杉本を投入した。

 試合を決めたのは、杉本だった。後半32分に右コーナーキックを獲得すると、カプリーニが左足からインスイングのボールをニアサイドに放り込む。杉本はボールの落下点に巧みに入り込み、3人のDFに囲まれながらも滞空時間の長いジャンプから打点の高い豪快なヘディングシュートでゴールを破った。

 ダメ押しは後半42分だった。再び右コーナーから、今度は谷内田の右足からアウトスイングのボールが蹴り出されると杉本が反応。相手DFとの競り合いの中で“強さ”を見せ、チャージを受けながらも右足を出してダイレクトボレーで押し込んだ。

■「みんなで耐えてみんなで攻めて皇帝杉本健勇2発」

 首位を撃破した杉本の見事な2ゴールに対して、SNS上には「アツすぎる」「杉本健勇はんぱないって」「ドログバかよ。」「今日の杉本健勇はイブラヒモビッチだった」「みんなで耐えてみんなで攻めて皇帝杉本健勇2発」「コーナーからの2発で首位沈める杉本健勇、持ってる漢やね」「これぞ杉本健勇っていう得点だった」などの声が寄せられた。

 試合に勝利した大宮は、勝点63で3位に浮上。敗れた水戸は、首位の座は維持しつつも、勝点67で足踏み。残りは2試合。J1昇格争いが佳境を迎えている中、元日本代表ストライカーが絶大な存在感を発揮。サポーターも大興奮だった。

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