2025年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)は、WRC第13戦ラリージャパンと併催でファイナルが行われ、…

2025年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)は、WRC第13戦ラリージャパンと併催でファイナルが行われ、シュコダ・ファビアR5の新井大輝/立久井大輝(シュコダ・ファビアR5)がトップフィニッシュを飾り、タイトルを手にした。

APRCは、シリーズのカップラウンド一戦に参戦することでファイナルへの出場権が与えられ、ファイナル一戦の結果でタイトルが決まる。1年ごとにパシフィック地域、アジア地域と交互にファイナルが開催されており、昨年のニュージーランドに続いて今年はアジアの番となっていた。

今季の全日本ラリー選手権第4戦モントレーにアジアカップがかかっており、新井大輝、勝田範彦、奴田原文雄、福永修、鎌田卓麻がラリージャパンでもAPRCにノミネートしていた。



今季の全日本選手権では、タイトル連覇をかけて最終戦まで争っていた新井。土曜日の最終サービスでは「全日本タイトルが獲れなかったので、APRCタイトルは狙いたいですね」と語っていたが、この日は最終SSではWRC2部門のセカンドベストタイムをマークし、APRC部門ではトップフィニッシュ。タイトル獲得を決め、「最終日はウエットだったので無理はせず。特に三河湖は下りがキツイので、一日ペースを変えずに一貫して走っていました。それでも最後の三河湖でタイムが良かったのは、単純にウエットで下りだったからかなと思っています。初めてのFIAタイトルなので、うれしいですね。できればガウラブ・ギルとも戦いたかったです」と喜びを語った。

新井と立久井はFIA格式のシリーズチャンピオンとして、12月にウズベキスタンで開催されるFIAガーラ(表彰式)に招待を受けることになる。

フォーラムエイト・ラリージャパン APRC部門最終結果
1 新井大輝(シュコダ・ファビアR5) 3:36:17.1
2 鎌田卓麻(シュコダ・ファビアR5) +9:50.5
3 奴田原文雄(トヨタGRヤリス・ラリー2) +11:44.3