第78回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など…
第78回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)の北海道予選会の決勝リーグが9日に北海道室蘭市の栗林商会アリーナであり、男子は駒大苫小牧が3連覇、女子は日本航空北海道が連覇を果たした。
両校と、男子準優勝の北海道栄、女子準優勝の札幌山の手、3位の北星学園女子の計5校が、12月23日に東京で開幕する全国大会に出場する。日本航空北海道が今夏の高校総体で準優勝したことから、女子の出場枠が一つ増えた。
上位4校による決勝リーグは、男女とも2勝同士の争いとなり、駒大苫小牧が84―53で北海道栄を退け、日本航空北海道は122―82で札幌山の手を破った。
駒大苫小牧の菅野幸志主将(3年)は「昨季の道王者のプライドをもって臨んだ。攻守ともプレーの精度を上げてチャレンジャーとして全国大会に臨みたい」と述べた。
田島範人監督は「真面目で勤勉な選手たちの集まりで、3年生を中心に自主的、主体的にチーム作りに取り組んできたので、めちゃくちゃうれしい」と涙を見せた。
高校総体準優勝した女子の日本航空北海道にも触れ、「全国大会では北海道の男子もやるじゃないかというところを見せたい」と顔をほころばせた。
日本航空北海道の西川葵主将(3年)は「精力的な守備から速攻など多彩な攻撃が持ち味の自分たちのプレーができた。もっと守備を磨いて、日本一をめざす」と抱負を述べた。(松本英仁)